終わっちゃいましたね〜。2020年の3歳未勝利戦。
なんというかこう、悲しい気持ちになるんですよね。別れ(引退)の馬がたくさん出てくる時期。その一方で、地方へ転籍する馬が多く、地方競馬のCクラスあたりのレベルが一気に上がる時期にもなります。
結局、うちの唯一の3歳馬エフォールシチーちゃんは夏に引退しちゃったわね。
期待していましたが…怪我や気性に泣きました。
まあ我が家の出資馬についてはまたいずれということで。
ここでは、3歳未勝利戦終了の区切りということで、一口馬主クラブの2020年3歳世代の勝ち上がり馬を集計したいと思います。
クラブごと新馬勝ち未勝利勝ちがどれだけいたのかを見てみるのね!
ちなみに私が所属しているユニオンオーナーズクラブと友駿ホースクラブについては、正直今年はあまりよろしくなかったかなと思ってます!
一口馬主クラブ別勝ち上がり馬集計
んではさっそくこちらの表をご覧ください。
クラブ | 出走頭数(頭) | 勝上頭数(頭) | 勝上率(%) |
---|---|---|---|
サンデー | 78 | 50 | 64 |
キャロット | 76 | 49 | 65 |
シルク | 75 | 42 | 56 |
社台 | 83 | 31 | 37 |
ラフィアン | 74 | 26 | 35 |
G1 | 44 | 15 | 34 |
ノルマンディ | 42 | 15 | 35 |
ウイン | 34 | 15 | 44 |
東サラ | 29 | 12 | 41 |
ロード | 31 | 11 | 36 |
グリーン | 18 | 9 | 50 |
DMM | 13 | 9 | 69 |
ユニオン | 39 | 8 | 21 |
ライオン | 15 | 6 | 40 |
ターファイト | 17 | 5 | 29 |
京サラ | 16 | 4 | 25 |
広尾 | 10 | 4 | 40 |
大樹 | 10 | 4 | 40 |
YGG | 17 | 3 | 18 |
ワラウカド | 6 | 3 | 50 |
ローレル | 13 | 2 | 15 |
友駿 | 10 | 2 | 20 |
中央競馬所属馬のみの集計です。
じゃあたとえば友駿のエフォールちゃんはこの集計に含まれていないのね。
勝上率は、出走頭数を基準に出しています。なのでデビュー前に引退した馬は計算に含まれていません。
1勝以上した馬の頭数はサンデーサラブレッドクラブがもっとも多いですが、勝ち上がり率については、DMMバヌーシー、キャロットクラブ、そしてキャロットとは僅差ですがサンデーという順番ですね。
さて、1勝以上した馬の割合を意味もなく円グラフにしてみました。こちら。
今年の円グラフだけじゃあんま参考にならないな…。まあ何かしらの参考にちょっとでもなれば幸いです。
2021年にも同じグラフ作ってみて、比較してみるのは面白そうですね。去年のを作る気力はない…。
全クラブの勝ち上がり馬について
全クラブを合計しますと、全出走馬750頭に対して、1勝以上した馬は325頭。勝ち上がり率は43%ほどとなっています。
競走馬すべてにおける勝ち上がり率はだいたい30%前後だったはず(違ったらすいません)。クラブ馬に限ると10%以上も上がるのは、まあ大手牧場産の高額馬が多いですし、当たり前といえば当たり前です。
勝ち上がり率について正直に思うところ
競走馬、こと中央競馬に関して。1勝するのって本当に大変なことです。上述の通り、10頭に3頭程度しか勝ち上がることはできません。
それでは、勝ち上がり率の高いクラブほど優秀かというと、それもまた別の話かなと思います。
募集価格が500万円の馬ばかりなのに、勝ち上がり馬率が30%を超えている、とかだったらメチャクチャハンパないクラブっすけどね。
たとえば勝ち上がり馬率が69%、13頭中9頭が勝ち上がるという好成績のDMMバヌーシー。募集価格を回収している馬はまだ1頭もいません。
一方で、デアリングタクト擁するノルマンディーオーナーズクラブ。勝ち上がり率は35%とDMMの半分程度ですが、募集価格を回収した馬はすでに5頭もいます。
各クラブごと料金システムが異なるので単純な比較はできないですが、勝馬の数だけではクラブの良し悪しは決めることができないことは、絶対に覚えておくべきでしょう。
自分も、勝ち上がりの数はあまり参考にせず、回収率などを重視してクラブを評価しています。じゃなかったらユニオンなんて入らんし。
平均募集価格に比例して勝ち上がり率も上がる傾向
一覧表を見ていて思うのは、データってのはやっぱり正直だなあと。
平均募集価格が安値圏(1000万円程度)のクラブの勝ち上がり馬率は20%そこそこ、中くらいの価格(2000万円程度)のところは30〜40%、高値(3000万円以上)のところは50%を超える傾向にあるみたいです。
この相関関係もきっちりグラフ化したいな…。気力があったらいずれやります…。
※追記 相関関係のグラフ、作ってみました。こちら!
ただ例外ももちろんあって。やっぱりノルマンディーはすごくて、安値な募集馬が多い中で勝ち上がり馬をたくさん出しています。グリーンファーム愛馬会も勝ち上がり馬率50%と今年は抜群にいいです。ターファイトクラブもここ2年くらい好成績をおさめています。
クラブにも好調不調があると思うんで、近5世代くらいの成績をよく見て、入会するクラブは決めた方がいいでしょう。
入会中のユニオン&友駿について
そんな観点で、私が所属しているユニオンと友駿を眺めてみますと。今年はすこぶる成績が悪かったように思いますねえ。
ユニオンの場合は一昨年や去年の世代が良かったので、相対的に今年はいまいちに感じちゃうのかもしれませんが(ダービー出走を達成したこと自体はすごいですが)。
友駿についてはここ最近かな〜り低調です。
新しいクラブも増えてきたし…何かしら淘汰みたいなこともありそうな予感がします。
引き続きユニオンと友駿は応援しますが、データには抗えないし、結果がすべての商売ですからね。この点は私も冷静に受け止め、また運営側も真摯に受け止めてほしいですね。
友駿はペルセウスシチーに期待したいかな〜?
まとめ
今回は2020年3歳馬のクラブ別勝ち上がり率を調べてみました。
何度も言いますが、自分はそこまで勝ち上がり率の高さ低さを重視していません。ただ募集価格との相対的な比較は重要だと思っています。
投資的にいえば、最も重要なのは回収率。出資した分を取り戻せるかどうかが肝心です。
募集価格が全体的に低いのに、勝ち上がり率の高いクラブは魅力的ですよね。ノルマンディーとかノルマンディーとかノルマンディーとか。
勝ち上がりや回収率などに関する比較は、ほかに調教師別とか、種牡馬別とか、生産牧場別とか。いろいろな角度から見ることができますね。調教師別はかなりエグい結果が出そう。
そのような角度からの比較も、今後やれたらいいなと思います。