横山秀夫著「第三の時効」

旅行直前に読み終わった一冊。今、Amazonのレビューを見たらすごい評価が高くて驚きました。確かに面白いです。

刑事ものです。連作風で、一つ一つで主役が変わります。捜査一課の一係から三係までの人物間の確執を描きつつ、いくつもの事件を解決していくハードボイルドミステリー。

 

この作者さんは作風が完成しきっていて、もはや付け入る隙がない。……のですが、私的な好みとしてはもっと情景が描かれていたほうが嬉しいです。たまにイメージしづらいときがあります。ジャンル的に確かに情景描写は少なくてもいいのでしょうが。あまりにも人物の心情が画に表れて来ないので、なんだか私は読んでいて不安になってしまいますね。

元新聞記者のなせる技なのでしょうか。不思議です。主観になっている人物に感情移入することなく、物語を読み進めることができちゃいます。小説というよりは、ルポルタージュ、に近いのかもしれませんね。

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