本田健著「ユダヤ人大富豪の教え」

いわゆる「仕事用」に読んだ一冊。ビジネスマインド系の本の中では、ストーリー調で少し風変わりになっており、他とは一線を画した印象。書き手の文才が大きいのでしょう、大変読みやすく物語としても楽しめます。

「お金持ちになる」ための秘訣がたくさん詰まっている、と言いたいところなのですが、本書に関しては、著者の行動力や運といったステータスが秀でていて、あまり身近には感じられないようにも取れました。この幸運な著者が経験したことを、読んでいる人には特別に教えてあげるよ、といったテイストでこの本は完成しているのでしょうが、かえって「この人だからここまで成功できたんじゃね」という印象を与えなくともないかなと。

内容としては、ユダヤ人大富豪とたまたま縁を持つことができた著者が、様々な経験や講義を通して、彼から金持ちのノウハウやマインドを学んでいく、という物語調のビジネス本です。

最初は斬新で楽しく読めるのですが、途中からビジネスの主軸が「営業」系にシフトしていくので、それ系の職の人でないと段々と楽しめなくなるかも? 展開が同じなので、私の場合は途中から少々飽きてきてしまいました。途中から完全な物語として読んでしまったからかもしれません。

どうしてもこれ系の本は、私は距離を置いて読んでしまいます。たぶん、こういう本は「金持ちになりたい」とか「豪邸を建てたい」とか「ビルを持ちたい」、明確な金絡みの目標がある人じゃないと受け付けないのだと思います。自分の場合そこからかけ離れていて、「山奥に住みたい」「ひっそりと生きていきたい」みたいなところを望んでいるので、ピンと来ないのかもしれませんね。

しかし仕事上は大変勉強になりました。営業マンの方、起業思考の学生の方、新しいことに挑戦したいなら、読んでおいて損はないでしょう。

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