ユニオンの4800万円ディープ産駒、1勝で引退

ユニオンオーナーズクラブの5歳牝馬センティフォリアが中央登録を抹消しました。

ディープインパクト産駒、募集価格は4800万円と、ユニオンの中では破格です。

私の出資馬ではないのですが、当時ユニオンを入会するきっかけを作ってくれた馬の1頭でもあったりします。センティフォリアについて今感じていることを書きます。

中内田厩舎×ディープ産駒

もうこの組み合わせだけで、今であれば相当期待しちゃいますよね。

私がユニオンに入会した当時、センティフォリアはすでに2歳馬でデビューを控えている状態でした(私は次の代からユニオンに出資を開始)。

へ〜(失礼ながら)ユニオンのようなクラブでも、ディープ産駒を募集するんだなあ。

とえらく感じ入ったのを覚えています。

しかも募集価格は4800万円。割安な馬の多い印象のユニオンだったので、これには正直驚きました。

そして何より中内田厩舎。2017年当時は調教師4年目ながら上位の成績に来る、期待の厩舎でありました。2016年当時にセンティフォリアに出資をした方々も、大いなる期待を持ってデビューに恋い焦がれていたことでしょう。

ちなみに私が出資をした次の世代にも、中内田厩舎所属予定馬が2頭いました。そのうちの1頭が、私が出資しているラヴィッスマンです。

デビュー前に転厩、これはいけない

ところがしかしです。

中内田厩舎への入厩の知らせがなかなかなく、センティフォリアが3歳になった春先あたりでしょうか、転厩が決まったのです。

デビュー前に転厩なんてあるのね!

滅多にないですが、あるにはある事象です。

この辺の経緯についてはスキップするとして、とにかく入厩すらしていない馬が違う厩舎へ移ったという事実、これは衝撃です。

とくに一口馬主の場合、出資者にとっては寝耳に水でしょう。馬主の耳に水です。

ここで絶対言わなければいけないことがあります。

出資者の方々は、中内田厩舎に入厩する予定だった4800万円ディープインパクト産駒のセンティフォリアに出資をしたのです。

中内田厩舎込みでの、この出資金だったと言って間違いないはずです。

それを、入厩すらしていない状態で転厩されてしまったら…「金返せ」とは言わないまでも、「ちょいとそりゃ約束と違うんでないかい」と感じてしまいますよね。

個人所有馬であれば馬主も協議に混ざりつつ、転厩など決まると思いますが、一口の場合はほぼほぼ管理や方針を委託することになります。

相談なく転厩が決まっても、文句は言えない立場なのね一口馬主は。

そりゃそうだけど、なんというか、やっぱり今後の信頼関係には関わってくるよね。

転厩の知らせを聞いたとき、改めて一口ホースクラブの闇を感じたものです。

同時に、出資したラヴィッスマンが無事に中内田厩舎入厩となるのか、非常に心配となりました。

結局ラヴィッスマンは中央デビューに間に合わず、現在は地方競馬所属ですが…。

中央再デビューすら怪しいラヴィッスマン…うう。

転厩(というかデビュー)2戦目で勝利も…

ところがこのセンティフォリア。転厩決まって気を取り直してのデビューを果たし、2戦目であっさり1勝目を上げました。

9番人気での勝利。ユニオンらしい金星でした。

これは驚きましたね〜。1勝目くらいはあっさり勝てるだけのポテンシャルはあったんですね。

しかし問題はここから。500万円の募集馬であれば、1勝あげただけでも万々歳ですが、4800万円の馬ですからね。オープン級か、3勝クラスでそこそこ走れるくらいの成績でないと、出資金回収は期待できません。

センティフォリアにはそこまでの力は備わっていなかったようです。

2020年1月19日の出走を最後に、中央抹消が決まりました。

お疲れさまでした。いい仔を産んでほしいですね。

正直な感想を書こう

ディープインパクト産駒というだけで市場でも高値取引が期待できます。

それなのにユニオンでの募集をかけたということは、「何か訳ありなのでは?」と少し勘ぐることはやっぱり重要かと思います。

ちなみにユニオンでは現在ディープインパクト産駒が、センティフォリア以外に2頭います。

そのうちの1頭は、ラヴィッスマンと同期で、中内田厩舎予定だったデイアフターデイ。募集価格は5000万円。彼女は地方転籍後に2勝し中央復帰が決まりました。中内田厩舎には戻らず他厩舎のようです。

中央で初勝利をあげられるのか…。5000万円ですから、やはりオープンに届くくらいの実力が必要ですが。

ラヴィッスマンも、地方で勝って中央に戻ってこれても、中内田厩舎には戻ってこれないのかしら。

それは…わからねぇ。

もう1頭は、現在2歳のナスケンアイリスの2018。こちらはユニオンで大活躍中ゴルトマイスターの妹に当たります。募集価格は4800万円。

この子に関しては、兄もユニオンで頑張っていますし、活躍の期待は大ですよね〜。

こんな感じで、ユニオンに縁のある馬でないと、いくらディープインパクト産駒であれど安易な出資は危険なのかなと思います。

やっぱりユニオンは…トビーズコーナーとかプリサイスエンドとか、ディープ系であってもちょい地味なディープブリランテとか、そういう血統に醍醐味を感じますね。

ユニオンの高額募集馬は危険。これは絶対に否定できないと思う。他のクラブよりも危険度は高め。慎重に慎重な検討は不可欠です。