2020年2月16日に出資馬モンタナドライブが1勝クラスを勝利してくれました。
一口馬主になって初めての1勝クラス勝利です。
賞金の分配金が判明したので、当記事で報告したいと思います。
これから一口馬主をやってみようと思っている方の参考になれば幸いです!
なお、賞金や特別手当やクラブ手数料など、包み隠さず書きます。
もし万が一何かしらの法に触れてしまうようなことが発覚した場合、記事の内容を修正あるいは丸ごと削除するかもしれませんので、あしからず。
まあでもこういうのは正直に公開しておくの、いいことだと思います。一口馬主をもっともっと広めたい身としては、これほど意義のある情報シェアもないですし。
それでは参りましょう。
ちなみにモンタナドライブは200口募集で、私は1口持っております。
また、各賞金やら手当などは、2020年度のものになります。年度によってこれらは変わるのでご注意ください。
実際にもらった分配金
まずいきなり分配金を書きましょう。
分配金はこちらでした。
200口全体だと554万9800円です。
レースの賞金や手当などの合計額から、進上金や手数料などで40%弱ほど抜かれている計算になります。
収入合計と、引かれたもの合計を、それぞれ細かく書いていきます。
賞金や手当などの収入合計
モンタナドライブが勝ったことで、実際に入ったお金の内訳をまとめたものがこちら。
1口 | 200口 | |
本賞金 | 38,000 | 7,600,000 |
内国産馬所有奨励金 | 3,500 | 700,000 |
特別出走手当 | 2,155 | 431,000 |
合計 | 43,655 | 8,731,000 |
賞金以外にもいろいろ入っているのね!
以下、細かくメモを。
本賞金
これはもう読んでそのまま。レースの賞金です。
200口全体で760万円。このレース賞金は年々上がり傾向です。
ちなみに2勝クラスなら1,000〜1,500万円くらい。幅があるのは、特別戦かどうかで賞金が変わるからです。
特別戦だと賞金が多めにもらえます。だから基本、特別戦の方が登録集中して除外になりがち!
余談でした。では次へ参りましょう。
内国産馬所有奨励金
内国産馬が勝つとこのような手当みたいなものがもらえます。
昔は内国産馬って少なかったですが、最近はもはや9割以上が内国産じゃないですかね?
外国産馬(新聞だとマル外って書かれたりしますね)だと当然この手当はもらえません。
2020年では、1勝クラスだと70万円。上のクラスで勝つほど、これも増えていきます。
特別出走手当
レースに出走したらもれなくもらえる手当です。
「特別」だそうですが、特別じゃないのもあるのだろうか?
謎です。
てっきり私はこの手当、特別戦に出走したときにしかもらえないのかと、かつては思っておりました。
また、こちらの手当、いろいろ条件があって、1着馬より3秒以上遅れてゴールすると金額が半分する、といった制限があります。
他にも手当はいろいろある
今回の場合、レース勝利に伴い入ったお金は以上。873万1,000円也。1口だと43,655円。
ただレースによってはもっと手当がついたりします。たとえば距離手当みたいなのもあり、1,800メートル以上のレースだともう少し手当がつきます。距離別出走奨励賞っていうらしい。
モンタナちゃんが勝ったのは1,400メートルのため、上記の手当はついていません。
大きなレースに出たらさらにいろいろ特典がつくのね〜。
進上金や手数料など支出合計
次は引かれたお金の一覧です。こちらだ!
クラブ法人源泉税 | 3,260 | 652,000 |
進上金 | 8,300 | 1,660,000 |
クラブ手数料 | 1,245 | 249,000 |
消費税 | 3,101 | 620,200 |
合計 | 15,906 | 3,181,200 |
個別に中身を見てみましょう。
クラブ法人源泉税
ここはクラブによってかなり違うところだと思います。
JRAからクラブ、そしてクラブから愛馬会へとお金が移動するたび、税金が発生しているわけですな。
細かい計算とかはここでは省きます(自分も完全に理解しているわけではない)が、税金は絶対に納めないといけませんからね。
でも「源泉」と書かれている通り、控除還付がされるはずです。
源泉税については一口馬主DBさんのこの記事がわかりやすいかもです。
モンタナドライブの所属するユニオンオーナーズクラブでは年次ごと、会員に還付してくれるみたいです。8から9月くらいに。私の自営業の還付もだいたいそのくらいの時期だったはず。
とにかくクラブ法人源泉税の3,260円は、ごっそり持っていかれるわけではなく、一部が返ってくる可能性が高いのね!
そのはずです!
進上金
これは大切なお金です。
よく馬主の話題で「賞金の5%が騎手、調教師に10%、厩務員に5%ずつ分配」みたいな話を聞くと思います。あれですね進上金というのは。
賞金のおよそ20%となっているので間違いないですね。ちょっとだけ多いのは消費税でしょうか。
とても大事なお金です。進上金についてはこれ以上も以下もありません。本当に陣営の皆様には感謝しかありませんね。
クラブ手数料
まあクラブの運営ってのは手数料ビジネスですからね。賞金の一部を手数料として引き、これを日々の運営費に回しているのだと思います。
ユニオンの場合は2%くらいですね、収入合計全体の。
これが多いのか低いかは知りませんが、どうなんでしょうね。月々会費も払っているわけですが、この会費だけだとけっこう赤字だったりすんですかねクラブ経営って。会費取らないクラブの経営がガタガタなのもうなずけます。
私としてはクラブの会誌や、さまざまなプレゼントに応募できるクラブ特典に積極参加しているので、このくらいの手数料は普通かなと思っていますが。嫌な人はすごく嫌がりますよね手数料。
消費税
ここですよここ。これがな〜。けっこう額大きいですな!
消費増税の影響ってほとんど感じてなかった(食品はほぼ8%だから)のですが、賞金いただいてようやく10%の重圧を痛感しましたよ。
レースの賞金は税込価格です。レース賞金が年々増えているからといって手放しで喜ぶことなんてできませんね。税金も増えているのですから。
で、760万円の賞金は税込ですから、その内の70万円くらいが消費税になります。でけ〜。
この70万円のうち20%分は進上金側の負担、つまり騎手や調教師など陣営側。残る80%分が馬主負担になる計算となりますな。
賞金だけでなく手当なんかも消費税対象でしょう。これらいろいろゴチャゴチャ計算をしたら、消費税は62万円200円となったということだと思います。詳しい計算はよくわかりませんごめんなさい。
おわりに
以上が、1勝クラス勝利にともなう分配金の細かい内訳でした。
最初に書いた通り、40%程度抜かれるイメージ。ただ一部のお金は年次の調整で戻ってくるはずです。
1口を持つ私のところへは27,749円が入金されました。
モンタナドライブの維持費(クラブに毎月入金するモンタナドライブの維持費は3,000円なのですが、全額全て使われるわけではなく、後々戻ってくる可能性あり)だけでいえば、けっこうな月数分のお金を稼いでくれたことになります。
ただ出資金の6万5,000円(200口全体で1,300万円)も払っていますからね。まだまだ元は取れていません。
さらに他の馬の維持費も考慮すると…まだまだ大赤字だぜベイベ!
おまけにモンタナちゃんは地方からの出戻り組。未勝利を勝ったわけではないので、まだ総賞金は1,000万円に達していません。財政面でいえばまだまだ出血ダラダラでございます。
私の出資馬全体の話でいえば、今年はガチで正念場。今年良い成績をおさめられないと、私の馬主ライフも先細りとなってしまうかもしれません。少なくとも出資する頭数は年々減っていくことでしょう。コロナの影響でただでさえ資産がやばいことになっていますから…。
規模を縮小するとしても、投資ライフは続けますがね!
話が飛躍しましたが、以上、1勝馬勝利にともなう収支のあれこれ報告でした。
モンタナちゃんには2勝クラスでも活躍してほしいわね!
イエス!勝ち上がることがたとえできなくても、コンスタントに出走して、たまに掲示板に載るだけでも相当ありがたいです。
2勝クラスは5着に入るだけでも100万円以上の賞金ですからね。とにかく無事に走り続けてほしいものです。モンタナちゃんは息の長いタイプだと思いますので、5歳6歳も走り続けてくれるといいなあ。
とにかく無事之名馬でお願いします。