母父の血・BMSについて考えるin2020

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競走馬の血統を気にする人は、父の血統だけでなく、「父」と「母の父」の相性も気にします。

相性をニックスなんていったりしますね。

一時期ディープインパクトとStorm Catのニックスが流行りましたよね。キズナやサトノアラジン、最近だとダノンキングリーがいます。

このように相性というのは間違いなくあります。

母の父のことを、競馬ではBMS(ブルードメアサイアー)と呼んだりします。ブルードメアは繁殖牝馬、サイアーは種牡馬という意味ですね。

まあ私は横文字が苦手なので、ここから先は母父と呼びます。

ここでいきなりですが、2019年の母父上位10頭のランキングをご覧ください。

賞金順ですが、出走頭数と勝馬頭数と勝馬率を明記します。名前のあとの「UP」「DOWN」は、去年との順位比です。「ー」は去年と同じ順位という意味です。

種牡馬名出走頭数勝馬頭数勝馬率
サンデーサイレンス(ー)512頭117頭23%
キングカメハメハ(ー)336頭72頭21%
クロフネ(2UP)309頭75頭24%
スペシャルウィーク(5UP)239頭64頭27%
アグネスタキオン(1DOWN)386頭86頭22%
シンボリクリスエス(2UP)248頭71頭29%
フレンチデピュティ(4DOWN)290頭66頭23%
ダンスインザダーク(2DOWN)279頭63頭23%
フジキセキ(2DOWN)329頭64頭20%
ディープインパクト(2UP)232頭65頭28%

一時期ディープの母父成績が不振なんて言われていましたが、順調に順位上げていますね。

こちらのデータを元に、以下いろいろ吟味し、今後の一口馬主や予想に活かしたいと思います。

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賞金ランキング自体はし烈

賞金順に表を作成しましたが、この順序自体はあまり意味がないと思っています。

結局頭数が多くてなんぼってところがありますからね。4位以下は結構団子状態ですし。

際立って強い馬が登場したかどうかでもかなりランクに差が出ます。たとえばスペシャルウィークが2018年よりも5位もアップしていますが、サートゥルナーリアの登場が大きかったでしょう。この馬がいなかったら4億円くらい下がるんで、ランクは9位くらいになっていたはずです。

とにかく細かい順位は気にしない。大事なのは勝馬率でしょう!

勝馬率=怪我のしにくさ?

勝馬率ってのはとにかく「勝った馬が何頭いたか」を示すものであり、種牡馬の能力を知るには重要な指標となります。

で、母父の場合を見てみると、やはり上位の馬は20%以上をキープしていて優秀ですね。

とくに高いのがスペシャルウィーク、シンボリクリスエス、ディープインパクト。20%後半という数字はすごい。

やっぱりなんだかんだいってディープインパクトは偉大。母父としても。

こうやってみると、母父の勝馬率の高さって、馬がどれだけコンスタントに使えたかにも関わっているように思います。

怪我に泣かされやすい体質だと、1年丸々棒に振ることもあったりして、出走頭数に対する勝馬率は自然と低くなりがちです。

勝馬率の高い血統は、1頭あたりの年間出走数も多いという傾向があると見て良さそう。

確かに母父シンボリクリスエスの血統って、頑丈なタイプが多いイメージ。アウトブリードになりやすいってのが大きいでしょうが。

スペシャルウィークの高さはちょっと意外でした。でも確かに、サンデー系の中では脚元が丈夫かもしれません。今後の出資の参考材料になります。

個人的イチ推しはフレンチデピュティでしたが

私が個人的に好きな母父はフレンチデピュティ。近年ずっとサンデーサイレンスの2番手に位置していましたが、2018年は3位、そして表に示したとおり2019年は7位と年々勢いが落ちていますね。ちなみに2020年は現時点で4位と盛り返しています。

私が出資しているラヴィッスマンも母父フレンチデピュティ。ちなみに非サンデーサイレンス血統!

2019年の母父としての勝馬率は23%。まあサンデーサイレンスと同じ勝馬率なので十分優秀ですが、思っていたよりも低いかなと。

とはいえオススメには変わりありません。募集馬でも母父フレンチはついつい印を付けちゃいます。

母父シンボリクリスエスの安心感

母父シンボリクリスエスは安定していますよね〜。しかも産駒の傾向も多岐に渡っていて興味深いです。

父系ではエピファネイアが筆頭、母父としてもシンボリクリスエスの血はたくさん残りそうです。

エピファの記事はこちら。

母父シンボリクリスエスで有名なのはレイデオロとオジュウチョウサン。この2頭をあげるだけで母父シンボリクリスエスの素晴らしさは十分に伝わりますね。

父方の血統の期待通り、強い産駒を出す傾向にありますね、シンボリクリスエス産駒の繁殖牝馬は。

エピファネイアの記事でも書いたかもしれませんが、シンボリクリスエスの血っていい意味で「可もなく不可もなく」なんですよね。「ボリクリだからこう!」みたいな固定概念みたいなのがなくて、配合次第でどんなものにも化ける可能性を秘めています。

飲み物でいえば「水」のようなイメージです(※個人の感想です)。

一口馬主でいえば、募集価格に見合った活躍を見せてくれる産駒が多いのかもしれません(しっかり調べたので断定できませんが)。期待通りの活躍が見込める血統として、母父シンボリクリスエスは優秀と言えるでしょう。

何より怪我をしにくい傾向にありそうなのは、出資サイドからすると非常にありがたいです。

もし今後母父シンボリクリスエス血統で気になる馬がいたら、以下のことに気をつけて出資を検討します。

  • 父馬は上位のSS馬(非SSだとやや活躍馬が少ない傾向かも…)
  • 母馬は現役時代もしくは繁殖実績がそこそこ以上の成績

データ重視派と相性いいかもしれませんね〜母父ボリクリは。

私も今後検討対象にしたいと思います。父父ボリクリのエピファか、母父ボリクリの馬か。とにかくシンボリクリスエスの血を持った馬にも出資してみたいです。

母父ディープからの大物登場に期待(ただし中小牧場に限る)

将来性でいえばやはりディープインパクト。

今後母父ディープインパクトから大物が出てくる可能性はかなり高いでしょう。

理想のストーリーを描くなら。繁殖セールに出された社台・ノーザン産まれのディープ牝馬を買った中小牧場の産駒から、大物が登場するというストーリー。

つまりはデアリングタクトですよ。彼女は母父キングカメハメハですが、これのディープ版が、近いうちに現れても不思議ではありません。ていうか絶対そうなってほしい。

今のところ母父ディープの1番手はキセキ(父ルーラーシップ)。やっぱりミスプロ系が無難にいいんでしょうね。ミスプロ系×SS系は成功例がたくさんありますし。

もちろんロードカナロアでもいいでしょうし。ミスプロ系以外なら今後はエピファネイアも流行るでしょうね。

母父ディープ牝馬がこれから大量に市場にも登場してくると思います。中小の牧場にも大きなチャンスとなるのではないでしょうか。

勝馬率の高い母父血統に上位の種牡馬、これで決まりや!

ディープやキンカメといった超ド級の種牡馬は亡くなってしまいましたが、全体的な種牡馬のレベルは間違いなく上がっていると思います。

300万円くらいの種付料でも、大物が誕生する可能性がある。これから先数年は、種牡馬上位争いは激しくなることでしょう。

何せオルフェ300万円ですからね2020年種付!

それ必ず言うよね。

小さい牧場もチャンスでしょう。母父としての成績が高い種牡馬産の牝馬に、上位の種牡馬を種付すれば、デアリングタクトしちゃうケースは今後もガンガン出てくるはず。まあ当たり前といえば当たり前な訳ですけども。

最近は海外種牡馬も大物が日本に輸入されているので、その辺りから大物が出てきてもおかしくないですね。

非ノーザン馬が上位を占めるダービーなんて日を夢見たいです。