友駿の無料提供馬ルージュカプリス、入会金無料キャンペーン中に引退

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友駿ホースクラブの無料提供馬、3歳牝馬でスクリーンヒーロー産駒のルージュカプリスが、先週の出走をもって4戦で引退となりました。

引退後は牧場へ返され、繁殖に上がる模様です。

無料提供馬の3歳夏前での引退はちょっと衝撃かも。まだキャンペーンも打ってますからね。

このように、公式ページへ行くとキャンペーンのバナーが出ます(2020年5月25日現在)。

もう引退が決まったので、バナーに書かれている「同馬が引退までの出走配当金が口数に応じて受け取れます」の通り、今入会しても口数はもらえませんし、配当金もありませんのでご注意ください。

入会金無料&無料提供馬のダブルキャンペーンでの大事な集客時期だったわけで…経営的には結構手痛いですよね。

そもそも友駿の無料提供馬って何?

今日はそこから話をしてきたいと思います!

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5000分の1の権利

ルージュカプリスについては前にどこかで書いたな〜と思って振り返ってみたら、以下の記事で触れていました。

要するに無料提供馬とは、まとめるとこんな感じ。

  • 新規入会者に対象馬の5000分の1の権利を付与(あくまで新規であって、既存の会員はその恩恵に与れない)
  • 預託料&保険料はクラブ負担、権利者は配当だけが受け取れる(5000分の1だけどね)
  • ただし完全無料というわけではなく、入会した以上は会費(3,740円/月)が取られます

とにかく間違えちゃいけないのは、月々の会費はかかるということです。

とはいえ太っ腹なキャンペーンだと思います。もし仮に重賞なんて勝った日には…5000分の1とはいえどちょっと美味しいご飯が食べられる程度の配当はありますからね。DMMが1万分の1とかで募集をかけている時代ですし、どこぞのクラブでも2000分の1募集企画やってましたし、一口入門にはうってつけだと思います。

ルージュカプリスとその同期について

というわけで今回の無料提供馬ルージュカプリスなんですが、キャンペーン開始当時はそこそこ話題になったように記憶しています。少なくとも私はけっこう気になる馬体な気がしていたかなと。

ただ私はすでに入会していた身なので、権利を得ることはできなかったんですけども。

ルージュカプリスの母シンコールビーの現役当時は、3歳重賞を勝ちオークスで3着という良成績。産駒もそこそこの活躍を見せていますので、けっこう期待できそうでした。

名前もいいですよね。可愛い。当時ルージュバック活躍の記憶が新しい時期だったこともあってか、「ルージュ」はなかなか縁起もよかったですし。

わりかし新規の入会者いたのではないでしょうか。ルージュカプリスを得るとともに、同期の世代に出資をされた方も多いのでは。

んが、しかし…。

悲しいかな、現時点でルージュカプリスの同期世代は中央0勝。これは正直しんどい。会員としてもすごい辛いです。

しかもここにきてルージュカプリス引退ですから。もはや友駿の新規獲得の道は閉ざされたに等しいといってもいいのではないでしょうか…。入会金無料が今月いっぱいで終わりますし。

でもこれが現実。クラブはこの事実を重く受け止めていただきたいところです。

私が入会したときにもいました無料提供馬

私が入会した当時にも無料提供馬がいました。

エスポワールシチーの全弟、プレジールシチーです。こんな良血が無料提供ってすごくないですか?

正直この無料提供ってのにピンと来ていなかったので、私にとってはあまり入会の材料にはなっていなかったのですが、入会直後に500万下クラスを勝ち、図らずも一口馬主初勝利は無料提供馬で経験することに。ゴール時の写真もいただきました。

この友駿の無料提供、何年かおきくらいに実施するんですかね?プレジールとルージュカプリスの間には沈黙の1年(か2年)があったと記憶します。プレジールの前にもいたと思うんですが、ちょっと面倒なんで調べません!

プレジールシチーは新馬戦を勝ちましたし、無料提供馬としては優秀な成績を収めたといえるでしょう。エスポの下と考えると物足りないかもしれないですが…。

ルージュカプリスにも相当な自信があったように感じますクラブ側の。残念です。

無料提供の意味とは

そもそもどうなんでしょう。「無料提供馬がもらえるよ!」っていう広告で、そんなに入会したくなるもんなんでしょうか。

私は「別に…?」って感じなんですよね。

私はマルボルクシチーに惚れて入会して、もれなくプレジールがついてきたという感じでした。

一口馬主になれるといっても、5000分の1ですし…。重賞を勝つくらいの馬であれば別ですが、そういう馬は普通に無料ではなく有料で募集をかけるでしょうしねえ。

他のクラブでも無料提供をやっているところはあります(ただし預託料などはかかる場合が多い模様)が、時代には合っていないというか…。

また今後友駿が無料提供馬を出してくるのか、これはひとつの注目だと思います。個人的にはドリームコースの枠を増やしてくれる方が嬉しいですが…あれもあれでけっこう出血サービスなところありますし、たぶん厳しいんでしょうね。

どういう落とし所にすればいいか迷いますが、現在友駿は暗黒時代真っ只中。一昨年3歳(現5歳)の世代もけっこうきつかったですが、現3歳はそれ以上の窮境に追い込まれています。

友駿は応援したいので、現2歳に巻き返してもらうか、もしくはクラブそのもの根底から何か改革なりが起きて、上向いてほしいところではあります。

現在非ノーザンの馬が頭角を現すフェーズに入っているので、ぜひ友駿にも頑張ってほしいのですが。

とにかく今後も応援します。応援はしますが、ちょっと今の成績を鑑みると追加の出資はできないんですけどね…。

出資しないんかい!

地方馬2頭出資だけでもかなり維持費重たいんですよ…!

会費と2頭の維持費で月1万円超えますからね…他のクラブにも入会しているわけですし…貧乏一口馬主にはこれが限界!