友駿ホースクラブが2020年産を募集開始したことは、すでに第一報を伝えています。新企画の重賞チャレンジクイズなんかも含めて。
カタログも無事に届いたので、年の瀬のバタバタですが、気になる馬など書き留める予定です。
ところでカタログ表紙の馬は誰でしょうか。
黒鹿毛…ですよね?3歳1勝馬のペルセウスシチーでしょうか?
黒鹿毛にこの背景だとちょっち映えないですよね。もう少し明るめの背景が良かったな〜と。感じました。
ま、そんなことはどーでもよく。気になったお馬をメモメモです。
ちなみにちょうど1年前、2019年産の気になる馬メモはこちら。この時はシルバーステート産駒のケイティマイヒメの2019が気になっていて(実は今でも気になっている)、アモーレエテルノの2019には見向きもしてませんでした。
まず全体的な感想
まずパッと見ての所感ですが、今年もやはり乙な配合といいますか、他クラブにはないラインナップで攻めているなと感じます。募集馬数は3頭増えて13頭、これはいい傾向。分散投資しやすくなりました。
ただ若干ですが、ダート寄りな配合が増えている印象です。この点、京都サラブレッドクラブに近いものを感じます。
エスポワールシチー産駒はもちろんのこと、ダノンレジェンド、マジェスティックウォリアーはじめ、ダート系種牡馬産駒が多いですね。
ダートがいい悪いという話じゃなくて、出資者の好みとか方針加味すると、ちょっと賛否はありそうですね。私は芝もダートも楽しめそうな血統が好きなので、ダート全振り血統にはちと出資をためらいがちだったりはします。
そしてもう1点、気になったのがこれ。
全体的に200万円程度高い気がしてます。
出資するともれなく賞金争奪の重賞クイズに参加できます。クイズ参加費用分が募集価格に満遍なく上乗せということでしょうか。気持ち高い気がするんだよなあ。500分の1で換算すると4000円ですね。
たとえばラフィネシチーの2020(牝)の募集価格は1400万円(1口28000円)、これちょっと高い印象なんですよね。初仔で牝馬、父ヘニーヒューズの当時の種付け料が400万円なら、1200万円(1口24000円)でも良かったんじゃないかなと…。
クイズ企画があるから、余計に高く見えちゃうだけかもしれませんが。
これでもしたとえば1年間様子をみるとして、来年の秋ごろに2020年産に出資を決めた人は、当然クイズにもほとんどチャレンジできないわけで(クイズ企画は2021年のレースが対象)。そのときにクイズ参加費用分も付加した価格だと考えてしまうと、出資したくなる口数も自然と減りそうな。この考え方は卑しすぎ?
人気はディオーサとフルールでしょう
即満口になりそうな馬はほぼ決まっていますね。東西厩舎それぞれの一番手、ディオーサシチーの2020とフルールシチーの2020です。どちらも牡馬。
ディオーサシチーの2020は手塚厩舎ですか〜。これは面白そう。
友駿に愛着のある方であればあるほど、この2頭への出資意欲は凄まじく高いのではないでしょうか。私も、ディオーサシチーの2020には注目したいのですが、非サンデーというのがちょっと気がかりなので、見送り予定です。あとはひとつ上の兄の活躍次第でしょうが、その子がデビューする頃には確実に満口でしょうな。
フルールシチーの2020については、父のジャスタウェイにいまだに懐疑的なので。こちらも見送りです。価格も2400万円はかなり強気な気が?
とにかくこの世代は、この2頭の活躍次第、というのが大きいかなと思います!
もっとも気になったのはクアンナムの2020
募集馬はいずれも0歳馬ということで、なかなか馬体から見極めるのは難しいかなと思っていますが、中でも私がもっとも気になったのはクアンナムの2020(牡)。
父はマジェスティックウォリアー。募集価格は1400万円。
マジェスティックウォリアー産駒は非ノーザンファームの活躍が目立っていますからね。配合もノーザンダンサーの5×5×4が心地よい(私は根っからのノーザンダンサー3クロスフェチ)。
結構人気するでしょうか。兄姉の活躍をもう少し見てから決めたいですが。
まあただやっぱり価格は1200万円くらいで良かったのでは?と感じちゃいますが…。
サンデーサイレンスの2×3
「この配合大丈夫なん?」という意味で気になったのはオールオブナイトの2020。牝馬で1600万円。
父はハーツクライ。母の父はキングカメハメハで、母の母の父がサンデーサイレンス。つまりサンデーサイレンスの2×3!
これはだいぶ攻めてきましたよね〜。
もちろん私は熱狂的なクロス信者ではないので…出資はしません。ただ活躍の行方は見守りたいと思います。こういうタイプは、この馬のさらに孫くらい、サンデーの4×4×5くらいになったら爆発しそうなイメージの血統です。
モーリス産駒、ロベルトのクロスにも注目
配合でさらに気になったのはケープタウンシチーの2020。牝馬で1400万円は、これは今回のラインナップの中ではまあまあお手頃かも??
父はモーリスで、母の父がシンボリクリスエス。つまりロベルトの5×4ですね。
モーリス産駒は基本、サンデーサイレンスのクロスがあってこそだと思っているので、サンデークロスがなく、しかもロベルトのクロスが入っているというのが、この子の評価の分かれ目でしょう。
私は出資対象にはならないと思われるのですが、モーリス産駒のロベルトクロスがどれほどの結果を出すか、注目したいと思います。
出資を視野に入れたいラフェデビジューの2020
個人的なダークホースと言いますか、穴注目として見ているのがラフェデビジューの2020。牡馬で募集価格1000万円。
とにかく馬体が黒い!黒くて写真が見づらい!そういう意味でのダークホース。
馬体はDVDにて確認はできますが、私動画見てもいまいちピンとこないんだよなあ。歩様とか全然わからんし。
父ダノンレジェンドはけっこう楽しめそうな種牡馬。これに母の父がスペシャルウィーク、さらに母の母の父がUnbridled’s Songということで、なかなかにお堅いところを突いてきた印象です。
ただこういうタイプって、友駿らしくない気もするんだよなあ…。
千代田牧場生産、上原厩舎というのも、なんかこうすごい堅実なところを狙っているというかなんというか。いろいろ勘ぐりたくなる組み合わせなんですよね。
そういう意味でも、かなり注目株ではないでしょうか。
友駿2020世代は気になる馬多め
いつもだと友駿の募集馬って、私的に惹かれる対象は2、3頭いるかどうかくらいなのですが、今回は相当気になっている馬がいます。ここで紹介した以外の馬も、けっこう楽しめそうだと思うんですよね。
活躍するかどうかは別として、私好みなラインナップなんでしょうね。
どちらもダート血統ですが、クアンナムの2020とラフェデビジューの2020はまず行ってみたいなあ。
ちとまだ手元の資金と相談なんですけども。
自分はかなり慎重派(だと自分では思っている)なので、1歳の秋迎えるくらいまでは様子を見守りたいですねえ。そうなると重賞クイズにはほとんど参加できないことになりますが、これは仕方がないところでしょう。
資金にめちゃくちゃ余裕があれば、人気どころのディオーサやフルールも含めて、手広く行きたい。そう思える世代と感じました。
2年後あるいは3年後くらいに、活躍を振り返りたいと思います!
友駿は0歳時から募集するから、答え合わせがだいぶ先になるんだよなあ。忘れちゃいそう。