【2023年版】ディープインパクト直系種牡馬を比較考察してみる

スポンサーリンク
本記事は2023年4月4日時点でのデータを参考に書いています。

2024年版を公開中!

毎年恒例、ディープインパクト直系種牡馬について調べる記事です。

ちなみに去年の記事はこちら。

2022年はリアルスティール、サトノダイヤモンド、グレーターロンドンが新しいディープ直系種牡馬として産駒がデビューしました。

彼らも含めたディープ直系種牡馬の、勝馬率や種付数、種付料を比較します。以下の表中、気になるデータは赤字としています。

個人でまとめているのでミスや漏れあると思います。お気づきの点がありましたらお問い合わせまでお願いします。

スポンサーリンク

【一覧】デビュー済みのディープ直系種牡馬

去年に続いて、参考としてキタサンブラックも掲載しています。

馬名(現役世代数)全世代中央勝馬率(前年比)2022年種付数(前年比)2023年種付料(前年比)
ディープブリランテ(7世代)27%(0)35頭(-29)50万円(0)
ダノンバラード(5世代)26%(-16)71頭(-27)200万円(+100)
トーセンラー(5世代)16%(+1)18頭(-11)50万円(0)
キズナ(4世代)47%(+4)169頭(-23)1200万円(0)
ワールドエース(4世代)23%(-2)35頭(-29)30万円(-20)
リアルインパクト(4世代)27%(+2)20頭(-33)50万円(-50)
ヴァンセンヌ(4世代)28%(0)36頭(+12)30万円(0)
ミッキーアイル(3世代)31%(0)136頭(-19)250万円(0)
エイシンヒカリ(3世代)27%(+2)12頭(-9)120万円(0)
ディーマジェスティ(2世代)29%(+11)72頭(-25)80万円(-20)
サトノアラジン(2世代)26%(+3)64頭(-60)100万円(0)
シルバーステート(2世代)30%(+7)200頭(+62)600万円(0)
(参考)キタサンブラック(2世代)39%(+3)177頭(+75)1000万円(+500)
サトノダイヤモンド(1世代)24%143頭(+9)250万円(-50)
リアルスティール(1世代)33%151頭(-22)300万円(0)
グレーターロンドン(1世代)28%34頭(-9)150万円(+100)

※「現役世代数」とは2023年時点の3歳である2020年産までを指しています

※種付数が一桁台の種牡馬は除外しています(今回は該当馬なし)

【一覧】2023年以降に産駒デビューのディープ直系種牡馬

馬名(産駒デビュー年)2022年種付数(前年比)2023年種付料(前年比)
アルアイン(2023年)107頭(-1)150万円(+30)
ロジャーバローズ(2023年)68頭(-19)120万円(0)
アドミラブル(2023年)27頭(-17)30万円(0)
ミッキーグローリー(2023年)54頭(-10)30万円(0)
ヘンリーバローズ(2023年)69頭(+31)30万円(0)
アレスバローズ(2023年)13頭(-20)20万円(0)
フィエールマン(2024年)81頭(-26)200万円(0)
サングレーザー(2024年)25頭(-6)30万円(0)
レッドベルジュール(2024年)12頭(-10)30万円(0)
コントレイル(2025年)193頭1200万円
ダノンキングリー(2025年)85頭200万円(-50)
ダノンプレミアム(2025年)145頭120万円(0)
ワールドプレミア(2025年)53頭50万円(0)
サトノジェネシス(2025年)42頭30万円(0)
カデナ(2026年)30万円
グローリーヴェイズ(2026年)100万円
マカヒキ(2026年)50万円
スイーズドリームズ(2026年)プライベート

アレスバローズが漏れていたので今年から追加しました。

ボーダーとなる勝馬率25%

去年に続きディープインパクト系の重要な指標となるのが中央勝馬率25%。

トーセンラー(16%)とワールドエース(23%)は厳しい戦いを強いられています。リアルインパクト(27%)は去年から2ポイント上がりましたが引き続き黄色信号点灯中。

エイシンヒカリもリアルインパクトと同じで2ポイントプラスの27%なのですが、こちらは種付数や種付相手のことを加味すると健闘しているといえます。晩成感も感じられるのでエイシンヒカリは来年以降さらに勝馬率を上げられるかもしれません。今後1頭でも重賞級が出れば一気に種付相手も集まる可能性がありそうです。

250万円のミッキーアイルを付けるなら、私は120万円のエイシンヒカリに魅力を感じますね。

非常に好調な2022年デビュー世代

2022年から産駒がデビューした3頭はいずれも好調。リアルスティールはオールパルフェ、サトノダイヤモンドはシンリョクカ、グレーターロンドンはロンドンプランと、それぞれ初年度から早期デビューの重賞級を輩出しています。

中でもグレーターロンドンは想定以上の大活躍ではないでしょうか。

その証拠に種付料は50万円から150万円へと3倍に。これだけの活躍ですから納得ですね。ロンドンブリッジの血がこのように繋がっていくことになるとは。

2022年産駒デビュー組は引き続き注目です。

キズナの全世代中央勝馬率はさらに上昇

キズナの勝馬率は去年から4ポイント上げて47%に。まだ上がるとはビックリです。

ダートや短距離でも勝てるタイプが出ているのが大きいですね。

同様の見解からより勝馬率を伸ばしていきそうなのはディーマジェスティあたりでしょうか。ただこちらは芝が微妙でダートの方が現状成績良さげなんですけどもね。

ダートも食えるタイプが今後も生き残っていける可能性が高そうです。ディープ系だけじゃなくすべての種牡馬に言えることでしょうが。

注目のダノンバラードは数字が落ち着く

個人的に大注目だったダノンバラード。2022年デビュー世代を楽しみにしていたのですが。

活躍ぶりはまずまずといったところ。勝馬率は26%とだいぶ数字が落ち着いてしまいました。

個人的にはちょい期待はずれ。もっとクラシック級がポンポン出るかと思っていたのですが。

とはいえ種付料は2倍の200万円にアップしていますし、産地的には上々の好成績だったという感触なのでしょう。引き続き楽しみではあります。勝馬率30%超えてくれるといいが。

シルバーステートの評価について

ここでも以前から推しに推しまくっているシルバーステート。種付料4倍は強気すぎでは、と去年書きましたが、種付数はさらに増えて200頭の大台に。

すごい。大出世です。

しかしどうなのだろう、とちょっと冷静になってみたり。勝馬率30%は素晴らしい数字ですが、600万円を考慮するとうーんと唸ってしまう。それならば勝馬率が堅調なエイシンヒカリや、ヴァンセンヌだって30万円という安さを踏まえれば悪くないかなと。というかそちらに魅力を私は抱いてしまいます。

やっぱり350万円くらいが妥当かなと思っているんですがね。シルバーステート。

今年産駒がGⅠを勝つようなことがあればまた手のひらを返しますがね!

どうも活躍の場が限られているような気がするんですよね。短距離やダートでももっと好成績を出せると面白いかなと思うのですが。

参考のキタサンブラックは勝馬率40%目前

去年に続き参考値のキタサンブラックにも触れておきましょう。

勝馬率は3ポイントアップの39%。種付料は500万円アップの1000万円へ。

キタサンブラックは初年度満口にならなかったはず。それが初年度産駒の大大大活躍で、4桁万円でもすぐ満口になる事態に。

種付料が上がったことでより種付相手は選りすぐられ、産駒のレベルは世代を経るごとさらに上がっていきそうです。最近の中ではかなり稀有な大出世種牡馬でしょう。イクイノックスのドバイシーマクラシック制覇で世界的にも注目度は上がっていくはず。

もうユニオンや友駿などの中小クラブでお目にかかれることはなさそう…。

コントレイルの初年度種付数は193頭!

2022年に種牡馬デビューした無敗3冠馬コントレイル。初年度種付数は193頭でした!

200頭近いのでは?と去年予想していたりしましたが、ほぼほぼ当たりました。

ほか、ダノンプレミアムが145頭と好調なスタート。

いずれもまずまずの出だし。大事なのは2年目以降の数字の推移。初年度産駒の傾向から露骨に数字が動きますからね。2世代目3世代目の数字が大事なのです。目が離せません。

2023年産駒デビューはアルアインに注目

2023年に産駒がデビューするのはアルアイン、ロジャーバローズ、アドミラブル、ミッキーグローリー、ヘンリーバローズ、アレスバローズ。6頭となかなかの多さ。

個人的な注目はアルアイン。種付数が100頭以上をキープし続けていて馬産地の評価は高そうです。アルアイン自身がそうであったように、大レースに強く意外性の高い産駒が輩出されるのではないでしょうか。

ほかの種牡馬たちも楽しみ。バローズ三傑も面白そうです。ただ想像以上に活躍馬を出すような、2022年産でいうグレーターロンドンみたいなタイプはミッキーグローリーじゃなかろうか?

2023年に供用開始は4頭

2023年に供用を開始するのは、カデナ(30万円)、グローリーヴェイズ(100万円)、マカヒキ(50万円)、スイーズドリームズ(プライベート)。

ダービー馬マカヒキは50万円という破格。グローリーヴェイズも国内GⅠ制覇はなくても香港ヴァーズ2勝、それで100万円て。10年前なら考えられませんよ。

価格は安値傾向ですが、お買い得な種牡馬が多い世代なのでは。3年後が楽しみですね。

まとめ

もはやなんと言いましょうか。ディープインパクト系大杉

今後一気に淘汰が起こってもおかしくありません。

種牡馬界は混迷を極めること間違いなし。海外からも能力の高い種牡馬がどんどん輸入されています。ディープ系だからって安心はできません。

その一方で楽しみなのは、ディープ系種牡馬の海外輸出。最近ではサトノアレスがトルコへ旅立っています。このようにディープ系種牡馬が世界各地へ広がっていく展望は途切れなく望めそうです。日本国内でお嫁さん集めに苦戦するより、その方が子孫繁栄のためには賢明だと思います。

将来、意外な国からディープインパクトのひ孫が逆輸入されてくる、なんて未来があっても驚かないですね!

深い衝撃の夢はワールドワイドクラス。今後どの種牡馬から超大物が生まれてくるのか。

出資馬では初のディープ系、フォートポータルもデビューを控えています。こちらも楽しみです。

来年も同じように考察したいと思います。ありがとうございました!