グランレーヴシチーが競走馬を引退、精算が完了したので収支報告とともに思い出を振り返ります。
かなり詳しい収支報告の計算は以下の記事で書いています。
ここではざっくりとした収支報告にとどめます〜。
毎回書いていますが、一口馬主ライフを楽しむとともに投資として冷静に見るためだったり、一口仲間を増やすためだったり、反省点などを振り返るために本記事は存在しています。
それでは振り返りスタートです。
およそ3万円の赤字
まず全体的な収支は、500分の1で3万円の赤字でした。全体で1500万円となりますね。
1口2万8000円の募集額に加えて月々の維持費で計1万7000円、合わせると全体的な支出は4万5000円ほどです。対する収入は新馬戦3着が1口あたり3700円くらいで、怪我にともなう引退見舞金で1万円ほど入っています。
まあ妥当といえば妥当。3歳春頃まで現役で、1戦しか走れていないとこんなもんでしょう。
念願の下河辺牧場生産馬への出資
グランレーヴシチーへの出資を決めた理由は大きく2つありました。
ひとつは、かねてから出資したかった下河辺牧場生産馬だったことです。
下河辺牧場は生産場ランキングで毎年5位以内に入るトップブリーダー。その一方で何気になかなか一口で募集される機会はないのですが、友駿には「なぜか」頻繁に提供をしてくれるのですよね。しかも友駿＆下河辺牧場の馬には活躍馬が多い。
グランレーヴシチーは下河辺牧場生産の活躍馬チェスナットコートの弟。チェスナットコートの父はハーツクライで、グランレーヴシチーはハーツクライの活躍産駒でありシュヴァルグランの子でしたから、配合的にかなり期待値が高いと思えました。これはいくしかない。というわけで出資となりました。
そしてもうひとつの理由。
友駿が開催する重賞チャレンジクイズに参加したかったのです。
その詳しい模様はこちらに書いています。
結果についてはここであえて書きません。まあ参加できたことは大きな糧になりましたね。
とにかく出資先としては間違いなかったですね。ポテンシャルの高い馬だというのは報告の端々で感じていました。
新馬戦3着
デビューは11月11日、ポッキーの日の福島芝2000でした。
現地まで応援に行こうかと思いましたが、友駿はローカルの口取りをやらない（重賞など大きなレースは除く）のでやめておきました。
内容としてはかなりよかったですね。最後まごつく場面はありましたが、ラスト100mくらいの伸び脚は能力を感じさせる走りでした。新馬戦でこの内容なら大満足。
これなら勝ち上がりも時間の問題。そう感じさせるデビューでした。やはり出資先として間違いなかったんだ。
突如沸いた旋回癖の知らせと怪我引退
ここからが結構謎だったんだよなあ。
レース後に左トモの膝蓋が外れるアクシデント。放牧治療後、2月の未勝利に向けて仕上げていく矢先、今度は右骨盤の腸骨翼という部分の骨折が判明しました。
なんかやたらと後ろの脚に弱さが出る悲報が続いたわけですよ。普通は前脚に問題が起こるというのに。なんじゃろなと。
獣医の判断は９ヶ月の療養を要するとのこと。もともと重度の旋回癖があり、怪我を治してもまた旋回で疲れが溜まり同じような事態を招くおそれがあることから、引退が伝えられました。
…旋回癖？
そんな話、これまで聞いてなかったんだけどな？
報告を見返すと、2歳12月あたりから突然話題に出てきたんですよ旋回癖の話。それまで１度もなかったのに。
夜中だろうとなんだろうと、人が周りにいると気になって馬房をグルグル回るそうで、それで異常に片方のトモに疲れが蓄積してしまうんだとか。その状態で稽古をするとこのような骨折にもなってしまうと。
いやいや〜マジで聞いてないんですけど、旋回癖なんて。
うーむ、不信感。1歳時は旋回癖のことは黙っていたのだろうか。それとも移動したあたりから突然発生した？まったく詳細な報告がないのでわかりません。
友駿最後の出資馬になるかも？
というわけで不可解な部分も多かったグランレーヴシチー。素質を感じさせるデビュー戦を演じながら、1戦だけで引退となってしまったのは残念でなりません。順調であれば1勝は確実にできたのではないでしょうか。
今回の件はいろいろと感じる部分も多かったので、友駿への出資はこれで止めにしようと考えています。
友駿はアットホームで楽しいクラブなのですが、どうも情報共有の面で納得できないことが多々あります。念願だった下河辺牧場生産馬に出資できたのに、このようなモヤモヤする終わりかたとなってしまったのは本当に残念で仕方がありません。この気持ちを振り退けてさらに次の世代へ目を向ける、というのはちょいと厳しいですね。これもひとつの区切りと取って、友駿への出資は終わりにしたいと思います。
ということは友駿の現在の出資馬は長期休養中のヴェローナシチーだけね。
彼が引退となるとき、私も友駿を去ることになりそうです。
いつになるかまったくわからん。ヴェローナ次第。あまりにも長く現役を貫いてくれたら、気がついたらほかの馬にもつい出資しちゃってそう。うん、自分ならやりかねない。
さて、グランレーヴシチー。今後はどうなるんでしょうかね。旋回癖を治して、競馬とは違う世界での活躍ができるといいのですが。友駿からの続報に、低い確度で期待しておきます。
