【2025年版】母父ハービンジャーを考える

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この記事は2025年2月6日時点でのデータを参考にしています。

ついに母父ハービンジャーの個別考察記事です。

以前からやりたいと思っていましたがまだまだサンプルが少なく。世代を重ねデータが集まった今、ようやく一つ記事を投下することができました。

母父ハービンジャーの期待値の高さは2022年ごろからしきりに主張してきました。

しかし私が思っていた以上の活躍ぶり。早くも有馬記念を制する強者が、しかも3歳牝馬でという偉業を成し遂げるとは。

というわけで母父ハービンジャーの数字実績を見た後に、気になる点をまとめていきます。

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世代別BMS実績の推移

世代BMS順位勝馬率EI代表馬
2017年産175位12.5%0.31
2018年産26位25%1.5メイケイエール
2019年産28位27.9%0.8ドゥラドーレス
2020年産9位27.4%1.48ベラジオオペラ
2021年産3位30.4%2.6レガレイラ

順調にランキングを駆け上がっています。

EIだけでなく勝馬率も水準以上の数字を出せているのはいい兆し。飛び抜けた数頭がいるのではなく、満遍なく活躍馬を出せていることがわかります。

賞金上位50頭の父内訳

母父ハービンジャーの賞金上位50頭(総賞金1348万円以上)の、父馬について頭数別に内訳を出したものがこちら。

頭数父名
4頭ロードカナロア(9)
3頭ドゥラメンテ(16)、リオンディーズ(13)、ロゴタイプ(6)
2頭グレーターロンドン(2)、シルバーステート(3)、スワーヴリチャード(3)

ニューイヤーズデイ(3)、ミッキーアイル(10)、リアルスティール(8)

ルーラーシップ(12)

1頭は省略。父名カッコ内の数字は3歳以上の該当馬数の数字です。たとえば母父ハービンジャーで父ロードカナロアの現3歳以上の該当馬は9頭。そのうちの4頭が賞金トップ50内にいることを意味しています。

ドゥラメンテとの相性は正直今ひとつ。ルーラーシップともイマイチ。一方でロードカナロアとは良いので、ミスプロ系と相性が悪いわけではない模様。

もしやハービンジャーくん…エアグルーヴが嫌いなのか!?

ニューイヤーズデイとはウマが合いそう。これは注目です。

まだサンプル数が少ないってのもあって、傾向はなかなかつかみにくいですな。

SSのクロス◎、グレーターロンドンはダンジグのクロスも!

基本的にサンデーサイレンスのクロスを持った馬が賞金上位にいますね。

父ハービンジャー、母父サンデーサイレンスの牝馬。これにディープインパクト系種牡馬やハーツクライ系種牡馬を付けた馬が活躍しています。メイケイエールやレガレイラが最たる例。

ロゴタイプの賞金上位3頭もサンデーサイレンスのクロスを持っています。

グレーターロンドンはサンデーサイレンスのクロスに加えてダンジグのクロスも発生。これは注目の配合だと思いますよ!

気になる2023年産母父ハービンジャー

それでは今回の結果を踏まえてさっそく気になる2023年産について見ていきましょう。

ちなみに母父ハービンジャーとデータ上相性が良かったロードカナロア、ロゴタイプ、グレーターロンドン、スワーヴリチャード、彼らとの産駒は2歳に対象馬がいません。

馬名一言
パラダイスステートシルバーステート全兄ジャンバラヤは中央未勝利2着2回
マイエンフェルトの2023シルバーステートシルク募集馬、近親に活躍馬多し
アークロイヤルの2023ニューイヤーズデイ祖母オメガエンブレム
グルファクシーの2023ニューイヤーズデイ祖母レクレドール
センショウレイナの2023ニューイヤーズデイ近親にライラック
ウォーターエデンの2023ウォータービルド母は4勝馬

今回の集計から父シルバーステートとニューイヤーズデイから気になる馬をチョイス。

最後にピックアップのウォーターエデンの2023、これは注目の配合で、スクレイプとフォーティナイナーの全兄妹クロス、そしてボストンハーバーの母として有名なハーバースプリングスの牝馬クロスとかなり稀有なブレンドに仕上がっています。サンデーサイレンスのクロスはないですがこれは気になりますな。

まとめ

母父ハービンジャーの時代はまだ幕を開けたばかり。これからガンガン活躍馬を出してくれることでしょう。

現状ではサンプル数は少ないため、まだまだ傾向はつかめていません。また来年以降に考察記事を書きたいと思います。とくに父ロードカナロアとの子は毎年チェック必須。しばらくは恒例にしようかな。