我が家は今、自営業史上、最大のピンチを迎えています。
現金が、ない!
ないんです。お金が。円が。
超どケチな私ですから、キャッシュフローについては厳重なるチェックのもと、これまで自営業を続けておりました。決して豊潤な収入を得られる業種ではないんですけども、それでもお金がなくなるなんて事態は経験しませんでした。
金欠になりかけても、得意の節約で問題なく凌げていました。これまではっ!
もう自営業スタートさせて10年以上になりますが、今回初めて最大の金欠を迎えています。
その理由や、今後の計画について、以下書き留めます。
きっかけはやはりコロナショック
コロナで計画がいろいろ狂っちゃったことが大きいのね。
とはいえ私の場合、コロナで減った仕事もあれば、増えた仕事もあるんですよねえ。
じゃあ売上はそんなに変わらないと?
うむ。
ではなぜ、お金がないの?
コロナのせいで、報酬の入金が遅れているのです。
後払い制の契約がアダに
私は案件ごとに契約書を交わしているのですが、今回受けている仕事はたまたまどれも成果報酬型にしておりました。
できたものを納品した後にお金がようやく入る契約としていました。いつもなら他に、着手金としてスタート時に少しもらえたり、あるいは最初にごっそり全額支給してもらえたり、みたいな案件もあったりするんだけども。
今は全部後払いなのね。
しかも、納品したものが世に送り出されたら、やっと私に報酬が入る契約だったんです。
んが。コロナの影響で製作物流などが遅れまして、世に送り出されるタイミングがだいぶ後ろへ倒れてしまいました。
去年の秋にやった仕事でも、いまだに世に出ておらず、私の懐に入っていないお金もあったりなのです。
半年以上、入金待ちの状態の仕事があるのね!
さすがにこの状態は参っちゃう。
とにもかくにも。仕事はあるんだけど、報酬の入金が遅れているため、お金が出ていくばかりの最近なのです。
今年からほぼすべての公共料金を先払いにしていた
以上のような影響から、去年末から今年の2月くらいまではほぼ無収入みたいな状態になっています。でも、おそらく5月か6月くらいに、どっと一気にお金が入る手はずになっています。この春に、去年した仕事がようやく世に送り出されるので。
とにかくこの4月5月が正念場なんだけど、この時期ってお金がめっさ出ていくんだよな〜。
そんなにこの時期ってお金が出ていくもの?
たまたま今年から、年金とか保険料とか幼稚園の保育料とか、全部先払いにしちゃったのが大ダメージとなっております。
なるほど、一括で引き落とされるのってこの時期だものね…これは痛い…。
まさかこんなことになるとは予想していなかったので、コロナになる前の2020年年初くらいに、一括払いの手続きしちゃったんスよ…。こんなことになると知っていれば、先送りしていたことでしょう。
そんなわけで3月4月は一気にお金が出ていき、収入もないから、思い切り金欠なのです。
もはや節約とかのレベルではなくなっていますです。
給付金がなければやばかった
ここで思うのは、去年の給付金がなければマジで現金がマイナスになっていたかもしれないという事実だ!
手続きした当時は「こんなにいただけちゃうの!?」みたいな思いも強かったですが、今になってみるとマジで支給されなかったらやばかったですわ。
持続化給付金の100万円は本当に大きかった。去年のコロナ禍ではさほど影響の少なかった私の事業ですが、今年に入ってからジワジワと出てきちゃってますからね。
「いざというとき用」のお金を切り崩してます
ただ給付金だけではまかなえないことも多く、今は「いざというとき用」のお金にも手を出しています。
いざというとき用?
自分が病気や事故で入院したりとか、一気に仕事がなくなってマジもんの収入ゼロになったときとか、そういう切羽詰まったときに切り崩す予定だったお金です。
まあコロナも切羽詰まった事態といえますからね、切り崩して問題ないわけですが。しかしまさかこのお金に手を付ける日が来るとは。仕事(あるいは人生)をリタイアするまで使わないでいたいと思ってたのに。こんなに早く、30代半ばで使うことになるとは。
最終手段は株資産の現金化
さて、これ以上お金が減ったら自己破産級、というわけではありません。
我が家は現在、現金はないものの、株はけっこう持っていますからね。これを売って現金化すれば、十分に凌げます。
かれこれ3年ちょっと、コツコツつくってきた資産です。
その一部を売却して、お金にすれば、問題なくしのげるのね。
コロナやリーマンなど、さまざまな金融危機では「手早く現金化」が常套手段、ってのは本当ですね。
私は下がった銘柄を買いあさっていましたね。去年の今頃。
安く買った銘柄ですでに売ったものもありまして、証券口座には残高がまあまあ残っています。これを銀行口座に戻しちゃえば、まあまあ凌げますね。もし次なる金欠フェーズへ突入したら、それをするしかない。
今回の金欠で学んだこと
冒頭の通り、私はお金にはかなりシビアというか、神経質なところがありまして。お金で悩むことのない人生になるようプランを立ててきていました。
そんな私でも金欠に悩むタイミングが訪れてしまったのですから…コロナというやつは恐ろしいやつです。
直接仕事に影響が出ていなくても、間接的に、たとえば取引先の都合によって入金が遅れる、というケースが考えられたわけで。しかもその波がずっと続いてしまうと、私は仕事に追われながらも、お金のことにも頭を痛めることになってしまう。これを痛感する出来事でした。
今回のことを通して、自営業の私が学べたことはこちら。
正直、生活面経済面では、我が家はコロナで大きな影響は出ないとなめていました。外遊びとか外食とか、娯楽面では我慢することはあっても、最低限生きていく上では問題ないかなと。見通し甘かったなあ。
とはいえ、5月以降にお金がどっと入金される(これは契約に書かれているので必ず入る!)わけで、これまで金欠で我慢した分、ちょっとリッチな気持ちにはなれます。欲しいと思いながら買えていなかったものたちを、今年下半期はいろいろ入手していきたいですね。