プレミアム付商品券を使ってみた所感

スポンサーリンク

2019年10月からの消費増税に伴い、プレミアム付商品券なるものが、対象者向けに各自治体下で販売されました。

非課税世帯や、3歳以下(くらい?)の子どものいる家庭が対象です。

5000円分の商品券を4000円で買うことができちゃうのよね〜。

我が家には3歳の子どもがいるので対象者。2万5000円分の商品券を2万円で買うことができました。

全部使うことで5000円分の得ということですね。

このプレミアム付商品券について感じたことをいろいろ書いておきます。

スポンサーリンク

2月いっぱいが使用期限

この商品券、2020年2月いっぱいで使用期間が終了となります。

我が家は1月末に購入。1ヶ月で2万5000円分を使い切らないといけません。

とはいえ。けっこう使える対象のお店が多いんですよ。

普段使いのスーパーや個人商店で使えるので、すぐに使いきれそうです。

とにかく使い忘れだけには十分注意しないといけません。節約のために買ったのに使用期限が過ぎてしまったら本末転倒であります。

プレミアム…付?

名前がすごい気になりますよねプレミアム「付」商品券。

ちょっとお得な商品券つうことですかね。

確かにお米券やビール券だと、5000円分は5000円を支払って買いますものね。

でも私、思うんですよ。10月から2月までの5ヶ月っていう使用期限付きっていう時点で、貨幣や商品券が本来持つ「保存価値」ってものが薄まってしまっているんですよね。

前述の通り、「もし使い忘れをしてしまったら」っていうリスクを踏まえると、決してプレミアムではないんです。

プレミアム付よりも「使用期限付」を冠した方が、その特徴をきっちり表しているように感じます。

クーポンとか割引券とか商品券などを使い忘れてしまうと消費者にとって損。対する販売側にとっては利益になります。買ったのに使われなかったんだから、そりゃまあ利益ですわな。

これを「退蔵益」っていいます。

前払いやポイントサービスはその価値の一部が使われないまま失効することが多く、そうした場合失効した分は店側の利益となる。これが退蔵益である。

退蔵益を見込んで行われるビジネスを退蔵益ビジネスという。金銭の支払いを事前に受け取っておきながら役務や商品を提供しなくて済むため店側に大きなメリットがある。

Wikipedia「退蔵益」より

買ったけど使わないまま、退蔵益になっちゃうプレミアム付商品券もありそうよねえ…。

実際に、購入量に対してどれだけ消費されたのか、発表してくれるといいんですけどね。マーケティング的なものを事業でかじっている身として、すんごい参考にしたい。

キャッシュレス決済できないのぉ!?

うちの自治体の場合、この商品券は郵便局で買うことができました。

プレミアム付商品券ください。

おいくら分ですか?

2万5000円分です!

2万円になります。

クレジットカードで買えますか?

買えません。現金です。

「え、えええ〜…」ってなりましたよ。

だって、だってですよ。増税とともに国が推奨し始めたじゃないですか、キャッシュレス決済。

現金で払って、商品券を買う。キャッシュレス・レスにもほどがあるよ!

さすがに驚きましたわ。この世は矛盾だらけだね。

ゆうちょpayでなら買えたのだろうか。

絶対無理でしょ…。

(確認をしたわけではないので、実際わからないです。)

我が家は増税の影響小さめ?

消費増税後、キャッシュレス還元もできたわけで、8%時代よりも10%時代のいまの方が、けっこうお得に買い物できている感ありますよね。

2020年6月までの「暫定」ですが、キャッシュレス還元によって我が家は1万円程度浮かすことができた計算になります。

これについては以下の記事で詳しく書きました。

この1万円プラス今回の商品券で、1万5000円が浮く概算になりますね。この2020年上半期。

そもそも我が家は10%対象の商品よりも8%対象の商品の方の買い物が多いんで、ほんと増税後の損してる感ほぼ皆無なんですよね。

増税が痛いと言っている人というのは、10%の買い物を多くしているということでしょうか。自分が普段服とか趣味のものを買わないから、あんまり痛みを感じないのだろうか。

食べること(外食&イートイン除く)が趣味だとノーダメね!

確かにそうともいえる…。

まあ今後キャッシュレス還元とか取り払われたら、また感じ方も違ってくるんでしょうね。

おわりに

とにかくプレミアム付商品券。対象世帯のうちいったいどれだけの世帯が購入し、きちんと消化したのか。その数字をぜひ知りたいですね。

一応間接的には?商品券のプレミアムな割引分って税金が負担しているようなものですし?そうだよね?知る権利あるよね?

発表されることはないのかなあ。

使用期限付きとはいえ、きっちり使うことができれば、増税分の負担は相殺されているか、むしろプラスになる人もいるんじゃないの?っていうのが私の所感になります。

次にこういうのやるときは、ぜひ商品「券」ではなく、キャッシュレス、QRコードとかで実装してほしいものです。

商品券印刷やら販売の手数料がなくなる分、さらにお得にばらまけるはずですから。環境にもいいですしな。

次やるときは、我が家は対象者ではない可能性大ですけどもね。子ども大きくなっちゃうし。