グレートセンス(未勝利・ファンド解散)の収支報告と思い出話

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グレートセンス(全200口・募集総額1300万円)が2025年1月のレースを最後にファンド解散、このほど精算が終わりましたので収支の報告とともに振り返りです。

かなり詳しい収支報告の計算は以下の記事で書いています。

体質の弱さがネックとなり、たった2戦での引退となってしまいました。

毎回書いていますが、一口馬主ライフを楽しむとともに投資として冷静に見るためだったり、一口仲間を増やすためだったり、反省点などを振り返るために本記事は存在しています。

たった2戦で現役時代について語ることがあまりないのですが、振り返りをしたいと思います。

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およそ10万円の赤字

2戦で終了となったグレートセンス。当然赤字でして、トータルで1口あたり10万円ほどでフィニッシュとなりました。

ざっくりとした内訳としては、出資金と維持費で12万円ちょっとの出費。収入としては、出走手当で3000円ほどと引退後の見舞金&牧場買取で1万7000円、合計で2万円。差し引き10万円ほどの赤字でした。

1口6万5000円の馬が2戦し3歳で引退すると、まあ大体このくらいの赤字に収まりますわな。

欲を言えばもう2、3戦できるとよかったんですがね。出走手当に加えて、見舞金ももう少し上乗せされるので。出走にすら漕ぎ着けられない、それほどに体質が弱かったのです。

桜井牧場×吉澤ステーブル×相沢厩舎

グレートセンスに出資した一番の理由はこの見出しの通り。

桜井牧場×吉澤ステーブル×相沢厩舎。スピードオブライトと同じ組み合わせであります!

これはまあねえ。スピードオブライト出資者の方はほぼほぼグレートセンスにも出資されたんじゃないですかね。この成功体験は大きいですから。

というわけで早々と満口になりましたね。

血統面も見ておきましょう。父シニスターミニスターは好材料。高い勝ち上がり率を誇りますし、クラブ所属馬の成績が抜群にいいんですよ。

そして母父ストリートセンス。地味ながらもBMSとして頭角を表すようになっていて、出資当時はBMSランキング100位圏外だったのがいつの間にやら50位以内に入っています。産駒数の割に優秀と言えるでしょう。

馬体についてはそこまで印象に残るタイプではないものの、シニスターミニスター産駒って総じてそんな感じでダート走りますからね。だからこそ当初は市場価格も安値だったわけですし。

牝系についてはもう一声欲しかったものの、以上のようなプラス要因がてんこ盛りだったので、迷わず出資となりました。

まして1300万円、1口6万5000円というお値段ですからね。回収率の期待値は高かったと思いますよ!

2歳12月にデビュー

順調に稽古をこなし、入厩を果たすのですが。入厩後の陣営のトーンは低めでしたね。

スピードオブライトの時は入厩して早々に「スピードがありそう」といった前向きな評価が満載でしたが、グレートセンスについての反応は渋い印象でした。

どうも体質の弱いところがあり、思うように稽古で動かない。体力がつかないのでレースをこなせるか不安。という雰囲気が終始まとわりついていました。

体質が弱い。この報告時点である程度の覚悟はできていました。

12月のデビュー戦は見せ場なく10着。続く1月の未勝利戦では最後じわっと伸び脚を見せるも11着。あまり前進は見られませんでした。

その後、休養に入るも体質は良くならず。帰厩後に稽古を数回こなしてみても良化はなかったことから、再戦叶うことなく引退が決まりました。

早期決断は英断

決して万全の仕上がりとは言えない2戦しかレースを見ることができていないので、「もし体質が良かったら」なんてタラレバの話もできない。消化不良感は残ります。

グレートセンスは勝利の方程式に当てはまる1頭と見ていました。こういう馬が活躍してこそユニオンに入った甲斐がある、くらいに思っていたのですが。このような結果となってしまい残念ですね。そう、「残念」くらいしか感想がない。

ほんと体質が弱いのだけはどうしようもない。なかなか幼少時に見抜くこともできない。

なので出資に関しての反省点などは特になし。

グレートセンスは3歳で早々と引退し、牧場に引き取られることとなりました。陣営のこの判断は良かったですね。

ユニオン所属の早期満口馬は、できるだけ現役を長引かせる傾向にあります。その中でグレートセンスは、異例とも言える早期引退だったと思います。

粘ることなく早めに繁殖馬として牧場が引き取ったのは、「これ以上出資者に損失を与えたくない」という牧場側の配慮があると考えています。厩舎と牧場の関係性があればこそとも言えますね。

そういう意味で、やはり桜井牧場さんのファンでよかったなと思っています。10万円の赤字は決して痛いとは感じません。スピードオブライトで楽しませてもらっていますし。

惜しむらくは、グレートセンス以降、桜井牧場さんのユニオンへの提供が途絶えていることですね。自信のある産駒しか提供しない、というスタンスということと察せられますが、募集リストに桜井牧場生産馬がいないと寂しくなります。

来年こそは募集されてほしいですね。そしてグレートセンスの雪辱を晴らしてほしいものです。

いずれグレートセンスの産駒に出会えることも楽しみにしています。いい仔を産んでおくれよ!