【ユニオンOC2023年産】気になっていたけど出資しなかった馬まとめ

スポンサーリンク

ユニオンオーナーズクラブ、2023年産世代の募集が2025年5月末で締め切られました。

我が家はコンゴウフジアンティスマの2頭に出資しました。

いずれも1口ずつにとどまり、例年よりは控えめな出資。我が家の予算的に厳しいこと、ユニオンの成績がここ2年ほど低迷していること、おまけに出資馬もここ2世代が今ひとつなことから、合計2口となりました。

ただ気になる馬は多い世代ではありました。

募集開始当時にピックアップした気になる馬のリストはこちら。

ピックアップした11頭のうちコンゴウフジには出資。アンティスマはここでは挙げていませんでしたね。

というわけで気になっていたのに出資しなかった10頭について触れるとともに、募集過程で新たに気になってきた3頭を加え、計13頭について書き留めます。

紹介する順序はほぼ気になった順です。

スポンサーリンク

ロザーンジュ(ハーズシャドウの2023・牝)

ハーズシャドウの2023は父フィエールマン。募集総額1200万円(6万円×200口)。

最後の最後の最後まで気になり続けた馬。

体重が思っていたほど増えていかないのが懸念要素でした。加えて、フィエールマンの初年度産駒の活躍も、もう一声欲しかったなと。

ただやっぱり良い馬に思えますなあ。1200万円の回収可能性は高めかなと。とはいえそれ以上の活躍となるとちょっとハードルが高いタイプかもしれません。

最終的に残口警報は60口未満まで。一気に埋まる気配もあった馬ですが、やっぱり成長面が気がかりだったのではないでしょうか。

トルーカ(シークレットアリアの2023・牡)

トルーカは父スズカコーズウェイ。募集総額1400万円(7万円×200口)。

悩んでいるうちに満口となりました。

とはいえ仮に余っていたとして、出資を決められたかどうか。

ユニオンの地方馬はこれで4世代目でしたか。決してここまで良績とはいえません。ダートクラシックなんて夢のまた夢。

100分の1で、しかも1400万円の地方馬。私は躊躇してしまいましたね。

父スズカコーズウェイは地味ながらいい種牡馬と思っていて、これはプラス材料と映りました。しかし南関、とくに所属する浦和では、そこまで振るっていない。おまけにスズカコーズウェイはミスプロ系やサンデーサイレンス系の肌馬と結果を出せているケースが多く、ノーザンダンサーの系である本馬については強気になれない。ストームキャットのクロスも、本馬についてはあまり強調材料とは感じられませんでした。

配合面に納得感が得られず、見送りとなっています。

厩舎は超魅力なんですけどね。念願の浦和競馬募集馬ではありましたが。馬券で応援しようと思います。

パーシヴァル(センティフォリアの2023・牡)

パーシヴァルは父デクラレーションオブウォー。募集総額1000万円(2.5万円×400口)。

母父ディープインパクト。ユニオンと相性のいい相沢厩舎ということで、早々に満口となりました。

父の産駒らしい幅の厚い馬で、若干ガニ股のような歩きかたが気がかり。どうしてもそこが払拭できず出資は見送りました。

歩きかたを気にするなんて珍しい。

前のめりというか、重心が前気味なのがどうしても気になっちゃいました。

兄ヤマノインパクトが人気薄で激走したので、本馬もそういうタイプになるかも。

同型配合ではシランケドがいますね。芝の東京マイルで穴を開けたりして。知らんけど。

レグラヴィエール(サンヴィヴァンの2023・牡)

レグラヴィエールは父アメリカンペイトリオット。募集総額1400万円(7万円×200口)。

後から気になってきた馬の1頭目です。

総合評価点の高い馬。厩舎成績は良好だし、成長度合いも良さげ。

ただ父の産駒が今ひとつ突き抜けてこないのと、母父マンハッタンカフェと相性が微妙。

とはいえ1勝はなんとなく固そうなタイプに見えます。

兄姉にもうちょっと活躍した馬がいれば…出資していたかも。

気になるが、ワンアクセントが足らない。という印象の馬でした。

かなり口数は余ったようですが、期待以上の走りはしてくれると思うんだよなあ。

ヴルールドロワ(ルージュフォンセの2023・牡)

ヴルールドロワは父ヘンリーバローズ。募集総額800万円(4万円×200口)。

後から気になってきた馬の2頭目。

宮内牧場さん恒例の、安値感満載な本馬。

馬格がある牡馬で早期デビュー期待組ということで、ユニオン統計上では当たりなパターン。高コスパが期待できそうです。

そう思った方は多いようで、早期に満口となっています。

早熟ながら長い活躍も見込めるのでは。牡馬だし平場が頭打ちになれば障害というコースもあり得そう。

ユニオンはこういう馬に出資してナンボですよねえ。やっぱり出資しておけばよかった。

サンタカリス(センターグランタスの2023・牝)

サンタカリスは父マテラスカイ。募集総額1600万円(8万円×200口)。

これまた早期デビューが見込まれる1頭。新馬戦スタート週にデビュー予定となっています。

資金に余裕があれば出資していた(と思う)。当初感じた通り、ラーイの血が織りなすヘイローのクロスが魅力に映るなあ。

口数はちょっと余った記憶。

マテラスカイ産駒の中央初勝利の期待がかかっていますね。マテラスカイは早世が悔やまれます。

ローラズキャンディ(ローラズライトの2023・牝)

ローラズキャンディは父ガンランナー。募集総額3000万円(7.5万円×400口)。

もっと売れると思いましたが80口以上余りました。3000万円は強気すぎましたかね。

馬体重が増えてこないのは悪材料。馬体については海外色強めの馬なのでなんとも言い難いですが、トモのふっくら具合には惹かれます。「馬体重以上に大きく見せる」というコメントをよく見た気がするが、確かにその印象はある。

募集PRでは桜の舞台を意識しているようですが、ちょっと遅咲きのような気も。芝よりはダートに思えますが、体重の軽さは余計に気になっちゃうな。

すぐどうこうというよりは、長い目で楽しみたいタイプと思いました。

ブラストブラック(ジョイニデラの2023・牡)

ブラストブラックは父キタサンブラック。募集総額6600万円(13.2万円×500口)。

この世代唯一の先行募集馬です。

セール購入の0歳時からここまで、一貫して評価が難しい馬でした。6600万円という価格も絶妙。

この価格となると、オープン以上の活躍、というか3歳時から重賞に名前を連ねるような逸材でなければならないわけですが、早期デビューできそうなタイプにも見えません。

確かこの世代のキタサンブラック産駒は軒並み高値がついており、ややインフレ気味にもあったように思います。

馬名はかっこいいですよね。ブラストブラック。

ちょっとネガティブ気味に書いちゃいましたが、馬体や血統は好きなタイプ。応援したいです。

オールドマイディア(シュンプウサイライの2023・牝)

オールドマイディアは父オルフェーヴル。募集総額1200万円(6万円×200口)。

いつも気になる稲葉牧場生産馬ですが、今回はやや評価低めです。

個人的にオルフェーヴル産駒がだいぶお腹いっぱいというのは多分にあります。

とはいえこの牝系は本当に本当に魅力的ですよねえ。いつかは出資したいので、引き続き提供してほしいものです。

残口警報は60口未満までは確認。稲葉牧場生産馬はファンも多く、毎年堅実に埋まりますね。そろそろ大物登場に期待だ。

マカロンブルー(アスターストーリーの2023・牝)

マカロンブルーは父シニスターミニスター。募集総額1800万円(6万円×300口)。

後から気になってきた馬の3頭目。

まあ大好きなシニスターミニスターの子ですから、募集当初から気になってはいたんですけども。「キングズソードと同じ牧場から連チャンで大物が出ることなんてあるかなあ?」という確率論みたいなところから、出資には慎重でありました。

一番の懸念材料は、父シニスターミニスターと母父ゴールドアリュールの相性。期待ほど結果が出せてないんですよね。

ほんとこの点だけ。ここが気がかりでありました。

募集締切に満口になりましたね。こういうタイプは活躍するのがユニオンの法則だったりしますが。さてさてどういった走りを見せてくれるか。注目な1頭です。

エオリカドーロ(アースウィンドの2023・牡)

エオリカドーロは父エポカドーロ。募集総額800万円(8万円×100口)。

まるでディープインパクト系を彷彿とさせるような、エポカドーロ産駒ぽくない垢抜けた馬体が好印象。同じような感想を持った方は多かったらしく、また価格の安さも手伝って、みるみる口数は埋まり満口に。

エポカドーロの初年度産駒は決して芳しい成績とはいえませんが。特定の配合で結果が出そうなタイプに思えます。ステイゴールド系ですから。

本馬のようなサンデーサイレンスのクロスってのは良さそうですね。しかも母父ディープスカイは非常に面白く感じます。ダート2100とかで結果出したりして。

募集額800万円はあっさり回収、なんて未来もあると予感していたのですが…。

ナイラと呼ばれる伝染病が悪化しており、とても心配。

ちょっとデビューは遅れそうでしょうか。

ヴェルサイユシエル(ウェイトゥヴェルサイユの2023・牝)

ヴェルサイユシエルは父コントレイル。募集総額4000万円(8万円×500口)。

本年度大注目の種牡馬産駒ですから、抽選になるくらい人気となりました。

コントレイル産駒は1頭出資しているので、こちらは見送りました。

姉ヴェルサイユドールが今ひとつ。どうもこの系は見栄えが良すぎて判断が難しいですね。

能力はありそうだけど、育てかたを間違うと…みたいなタイプにも思えたり。なんともいえないですね。コントレイルには期待しているので、ぜひ活躍してほしいが。

ボッチョ(ブラーノの2023・牝)

ボッチョは父オルフェーヴル。募集総額2400万円(6万円×400口)。

全姉トレポンティに出資しています。

その全姉が思っていたよりも弾けなかったこと。出資しなかった理由はこれに尽きます。育成過程もやや物足りないですし。

顔はノーザンテーストっぽくてめちゃくちゃ好みなんですけどね!

人気するはずのタイプなのに、口数が60口ほど余ってしまったのは強気な価格にあるでしょう。勝ち上がれなかった全姉が1800万円で本馬がさらに600万円上乗せってのはさすがに。

でも、1勝2勝はあっさりあってもおかしくはない。そういうポテンシャルはあると思っています。

未勝利戦終了後に確認です

2022年産が50頭越えだったのに、2023年産はまた以前の募集頭数に戻り。厩舎も新参が多かったり。気になる馬は多かったのですが、なかなか手を出しづらい世代でしたね、データ重視派の私的には。

その中で結局は、新種牡馬産駒2頭への出資となったわけです。

「新種牡馬産駒は1頭まで」のマイルールを初めて破った世代。私としてはチャレンジの世代でもありますし、ユニオンにとっても勝負の世代もあると思います。

一つ上の2022年産は、現時点で勝ち上がった6頭のうち3頭が口数余り馬。この世代も口数が余った募集馬に強いのがいるかもしれませんよ。

口数の余っている馬でとくに注目の馬を書いておくと、ロザーンジュ、レグラヴィエール、サンタカリス、この3頭ですね。この3頭のうち1頭勝ち上がれば、私の目も捨てたもんじゃない。2頭勝ち上がったら、もっと出資頭数増やしてもいいかなってくらいには自信がつくってもんです。

何せ組織体制が変わってからの2世代がパッとしない成績ですからね。そろそろクラシック路線に絡める大物が出てくれないと…会員離れが加速してしまいます。

関西馬だけの出資になっちゃったのはちと残念。応援に行ける機会が目に見えて減るでしょうから。できれば関東馬に1頭出資したかった。全体的な感想としてはそんな感じです。

今回紹介した気になる非出資馬13頭について、来年の未勝利戦が終わった後にまた振り返ってみましょう。それではまた。