ドリームアンコール(未勝利・ファンド解散)の収支報告と思い出話

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ドリームアンコール(全200口・募集総額1200万円)が2025年11月のレースを最後にファンド解散、このほど精算が終わりましたので収支の報告とともに振り返りです。

精算自体は結構前に終わったのですが、なかなか時間が取れずようやくの公開です。

ちとバタバタ忙しかったのと、あとはドリームアンコールに関しては書きたいことがいろいろあって、整理するのに時間を要してしまいました。

エスポの姪っ子ということで期待を寄せての出資でしたが…中央未勝利でファンド解散となりました。

それでは振り返りスタートです。

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およそ8万4000円の赤字

ドリームアンコールの赤字額は1口あたり8万4000円でした。

ざっくりと、出資金と月々の維持費でおよそ13万円を払い、レース賞金配当で2万円ちょっともらい、引退に伴う精算で2万円ちょっと返還となり、差し引き8万4000円の赤字となりました。

うーん。後述しますが、規定に従って牧場が120万円で買い取るか、サラオクで高値がつけば、もう少し赤字は減らせたのだが…。ちと想定以上の赤字ですね。

エスポワールシチーの姪っ子

本馬への出資を決めたいちばんの理由はこれ。

友駿の一等星、エスポワールシチーの姪っ子がユニオンで募集されるとは。驚きましたよ。

経緯を書いておきますと。

ドリームアンコールの母エンパイアシティ(その父エンパイアメーカー)はエスポワールシチーの妹に当たります。エンパイアシティはセールに上場され米国の陣営が購入、一度は渡米します。しかしレースには一度も使われることなく繁殖へ。米国のセールで上場されたのをハクレイファームが落札し、日本へ逆輸入となりました。

ドリームアンコールはエンパイアシティの恐らく3番仔。上の2頭はたぶん米国内でハードスパンが付けられています。エンパイアシティが日本国内で初めて種付けした相手はゴールドドリームで、その子どもがドリームアンコールとなります。

割と珍しいパターンと思う運用と思うのですがどうでしょうか。

そんな経緯でユニオンへと回ってきたエスポワールシチーの姪っ子。馬体も良さげだったのでほぼ迷うことなく出資となりました。

ゴールドアリュール系種牡馬との子ですからね。否が応でもエスポワールシチーの影を見てしまいます。かなり期待しました。

3頭ユニオンへ提供されたハクレイファーム産

さてこのドリームアンコール世代のユニオンに、ハクレイファームは3頭提供しています。

アンズアメ、スターランウェイ、そしてドリームアンコールの3頭。

蓋を開けてみると、3頭の内ドリームアンコール以外の2頭が勝ち上がりというね。

ハクレイファーム当たり年だったわけですが…自分はその恩恵にあずかれず。惜しいといえば惜しいんだけど、なんだかねえ。

自分が出資したせいでドリームアンコールだけ勝ち上がれなかったのか。自分は疫病神なのか。そんな気持ちにさえされてしまう。そんな結果でございましたよ。

いじけてる…。

育成場での外傷

思い返せば、ドリームアンコールの未来に暗雲が立ち込め始めたのは、2歳の年明け早々に発生したこの1件だったように思います。

馬房内で寝違いを起こし、右後肢に外傷。当初の報告ではさほど大きな怪我に思えなかったのですが、傷跡がくっきり残るほどの深いものだったようで。

感染症などは起こさなかったですが、この怪我が後々の調教やレース内容に影響がなかったかというと、そうとも思えないんですよねえ。

以降はこういった外傷を負うといったトラブルはなかったと記憶していますが。どうもドリームアンコールの未来を暗示しているような一件ではありました。

「デビュー戦4着」時の期待感は異常

予定よりも遅れたものの新馬戦には間に合いました。3歳の1月デビュー。

このデビュー戦の内容はひじょ〜〜〜に良かったですね!

2番手につけての4着。しまいは走りにまとまりがなく足掻く感じで速度を落としていましたが、課題が明確になり伸び代しか感じない1戦でした。騎手も「スピードはあるしレースセンスもある」とベタ褒め。タイムもよかったですし、これは期待しない方が失礼、ってくらい期待しちゃいましたよ。

しか〜し。そこからは成長の感じられない戦いが続くんですよねえ。

調教が動かない日もあるし、レース内容も今ひとつなことが続くし、終いでバタバタするのもなかなか改善しない。なんなんでしょうね。気性の問題なのだろうか。

その後は未勝利戦で5着に来ることはあるものの、先頭で駆け抜けられるほどの力は発揮でないのでした。

岩手競馬へ転籍

4着1回、5着1回の実績を引っ提げて岩手競馬へ転籍。

正直この転籍も微妙な感じではありました。

中央で掲示板に載れているのは中山のダート1200。しかし岩手競馬には右回りの1200なんて番組はないわけで。

初戦の盛岡(左回り)の1200は勝てたものの、その後は2着3着などと取りこぼす日々が続いてしまいました。言わんこっちゃない…。

3歳の秋に骨膜を発症、4ヶ月の診断が下され、このタイミングでファンド解散が決まりました。

牧場が引き取るかと思いきやサラオクへ。34万1000円で取引されています。怪我をしている状態なので安値です。

振り返るべき点の多い出資馬

なるべく短めのダイジェストとしましたが。ドリームアンコールには振り返るべき点、反省点が多いですね。

馬体は見栄えし、スピード能力も高そうで、高いポテンシャルを秘めていそうな本馬。だからこそ、このチグハグな過程に納得ができません。

育成場は大事だなと改めて痛感しましたね。少人数で切り盛りしている小規模育成場の場合、スタッフ一人抜けたり入ったりするだけで、クオリティに大きな差が生じるでしょうから。ドリームアンコールがお世話になっていた育成場がどういったところだったのか外部の人間にはわからないですが、育成馬の実績をよく見て、共感できるところか、出資馬を託すに足るところかを、じっくり見極める必要があります。

血統の良さや馬体の印象だけで飛びつくものではないなあ。と改めて反省した次第です。

特にドリームアンコールは、右回りのダート1200しか走らないっていう注文の多いタイプ。こういうタイプは、このタイプに特化したオーダーメイドな育成ってのが必要だと思うわけで。なかなか応用の利かせづらい環境だと、レースパフォーマンスの高い馬には育たないんだなと感じました。

ユニオンにはこういった注文の多いタイプが募集される傾向ですから、やっぱり育成って重要なんだよな。

バランスのとれた出資を心がける

そしてハクレイファーム生産馬の極端さ。毎度なんともいえないラインナップと成績なんですよね。ドリームアンコールの世代は他の2頭が活躍しており十分すぎる打率なのですが、前後の世代は今ひとつであったり。配合や育成方法も試行錯誤中のようで、どこでハマって大当たりするのか難しい新参の生産牧場と感じます。だからこそ面白い牧場なんですけど。

リスクヘッジの面で言うとハクレイファーム生産馬ばかりに出資するのは危険に思えましたね。

現在2024年産にも1頭ハクレイファーム生産馬ファクスカエリに出資しています。同期にはドリームアンコールの妹もいて、こちらもなかなか評判はいいのですが、とはいえ2頭出資するのは怖いんですよね。こういうタイプは年にせいぜい1頭くらいにとどめたい。

ドリームアンコールの世代は4頭出資しましたが、全体的にちょっと偏っていた感は否めないですね。もう少し安牌な采配にしたほうがよかったかも。

具体的には、グレートセンスとドリームアンコールはどちらかだけにとどめるべきだったかも。どちらも「(牧場や血統が)推しだから」という理由が強めで出資した結果、跳ねなかった2頭だったもんですから。どちらか1頭だけで十分だったように思います。

この反省もあって、現2歳の2024年産にはかなりバランスに気を遣っています。先述のファクスカエリ、オジュウチョウサン産駒アースリーパー、育成が順調のユニオン血統ラホーヤアイズ。牧場や育成場の実績、そして育成過程も踏まえて、バランスよく出資したつもりです。アースリーパーはややロマン枠ですけど。

果たしてドリームアンコールの反省を活かすことができるのか。こうやって教訓を活かしつつ、精度を上げていきたいものです。

ドリームアンコール、お疲れ様でした。今後どこでどういった活躍をするのかまだわかりませんが、引き続き追いかけていく所存です。