ラヴィッスマン(1勝クラス引退)の収支報告と思い出話

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ラヴィッスマンが引退したので、収支報告やらいろいろ振り返ります。

かなり詳しい収支報告の計算は以下の記事で書いています。

一口馬主ライフを楽しむとともに投資として冷静に見るためだったり、一口仲間を増やすためだったり、反省点などを見直すために本記事は存在しています。

それでは振り返りスタートです。

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およそ17万7000円の大赤字

毎回使っているこちらの式に従って、最終的な損益を出します。

レース収入-(払ったお金-精算による返戻金)=最終損益

今回の数字を当てはめたものがこちら(端数は丸め込んでます。)!

10,445-(217,820-30,335)=-177,040

大大大、大赤字

こいつはやっちまったぜ!

 

のっけからテンション高めね。

そうでもしないとこの消失感を乗り越えられないよ…。

支出約21万円の詳細

続いて払ったお金のことも書きましょう。

内訳はこちらでござい。一部端数を丸め込んでます。

項目1口300口全体
出資金12万円3600万円
維持費出資金総額8万5340円2560万2000円
保険金総額1万2480円374万4000円
支出計21万7820円6534万6000

毎回書いていますが。一頭の競走馬を管理することの、なんと大変なことか。

こいつはやっちまったぜ。

300口募集のため維持費出資金(毎月クラブへ払っているお馬さんのお世話代前払金)は少なめ。でも出資金が12万円と高額であるため、合計でかなーり支払う結果に。

というわけで続いて返戻金の方も見ていきます。

返戻金合計は3万円ほど

返戻金の詳細がこちら。

項目1口300口全体
維持費出資金総額8万5340円2560万2000円
商品売却代金454円13万6200円
解約保険料420円12万6000円
見舞金4333円130万円
その他0円0万円
委託料-6万212円-1806万3600円
返戻金合計3万335円910万600円

うーん。5歳まで走ればさすがに委託料はこのくらいになりますよね。むしろ休養期間や地方にいた期間が長いので、安く済んだ方かも。

商品売却代があるということは、オークションにかけられたのかな。

いえいえ、乗馬になりました。これについては後述します。

給付金の130万円は、おそらく競走馬登録抹消給付金でしょう。

ここから先は振り返り、反省点、思い出話です。

投資としては大失敗

まず投資的な側面から話をしますが。結果的にラヴィッスマンへの出資は大失敗でした。

かなり自信を持っての出資だったのよね?

そりゃあもう。かなり魅力あふれる条件が揃っている募集馬でしたから。

当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったロードカナロアの産駒。厩舎は、当時はG1勝利はまだでしたが将来を嘱望されていた中内田厩舎。本馬の兄姉も活躍しており、出資後に姉のアンジュデジールがダートG1制覇。非の打ちどころなさすぎませんか。

これで走らないわけがない。少なくとも、出資額(12万円)はあっさり回収できると思っていました。

んがしかし。まさかこんなことになってしまうなんて。

3歳戦に間に合わずホッカイドウ競馬へ

3歳の夏頃だったでしょうか。なんとか中内田厩舎に入厩したものの、まったく仕上がる気配なく、そのままホッカイドウ競馬へ。3歳のうちに2勝すれば中央へ戻れるわけですが、そもそもホッカイドウ競馬って冬の期間は開催されませんから。時限がタイト。

3歳に1勝し、越冬して4歳の春先に1勝。そして6月にようやく3勝目をあげ、中央に戻ってきたのはさらにそこから8ヶ月後、5歳の4月でした。中内田厩舎には戻れず新規開業の坂口厩舎へ。

ここまでで積み上げた賞金は119万円。青写真では、4歳のうちに最低でも5000万円くらいは稼いでいる予定でしたよ。ええ。

中央は4戦、怪我に泣かされ続けた競走馬生活

中央は1勝クラスからスタートで、5着に1回だけ入れたものの、残り3戦は掲示板外。中央復帰2ヶ月後の7月時点で早くも怪我が立て続けに発症し休養に入り、立て直すのは困難であると判断、引退となりました。

ここまでも怪我の連続で、だいぶ現役期間を引き延ばされた感触です。

実際にどれだけ怪我に見舞われていたか。クラブから届いた引退のお知らせから引用してみましょう。

2歳時から骨瘤を発症したり、挫跖したりと脚部不安を抱え(中略)再び挫跖し、治療期間に時間を要しました。(中略)その後は順調に推移し、2戦を消化しましたが、7月11日のレース中に喉に異常が見られ、DDSPのような症状が見られました。(中略)馬房内で落鉄し蹄を痛めてしまいました。その後、蟻道であることが判明し(以下略)

こうやって振り返ると、怪我のフルコースでしたな…。

健康だった時期より怪我だった時期の方が長かったような。これは可哀想ね。。。

早く引退させてあげてほしかった、っていうのが本音ですね。。。

「辻牧場のリスク」は感じていた

ラヴィッスマンについては、もうどうあがいてもどうすることもなく、このような結果を辿ることになっていたことでしょう。もともとの体質が弱かったということです。ただ、もう少し早く決断してほしかったという不満は残ります。

思えばエフォールシチーや、最近ではリヴァーシャノンも、体質に泣かされる結果となりました。

投資の観点としては、「出資するべきではなかった」馬であったという結論です。

生産牧場が辻牧場という時点で、警戒してはいましたが。

ロードカナロア産駒に出資するのが、一口馬主になったときの夢だったのよね。

どうしても叶えたくて、気持ち先行での出資決定だったかもしれません。今思えば。

辻牧場のユニオンにおける成績不振は、ここでも伝えました。

いい勉強になりました。

ラヴィッスマンには、負の意味で大きな教えをもらうことができました。本当に可哀想な現役生活となってしまった。

やはりリスクを感じるところへの投資は、止めておくべきなんだなあ。

反省点はそこに尽きますね。

もう2度とラヴィッスマンレベルの赤字を出さないようにしたい。そう感じています。

つまり、体質が弱いにもかかわらず、早期に満口となった人気馬ゆえに現役を無理に長引かせるような、そういった無理な運用が予想されるところには、なるべく出資を控えるようにしたいです。

生産牧場とか厩舎とかで、だいぶそういう体質みたいなのは見えてきたように思っています。決断の早いところ、出資者の立場を理解してくれているところに出資するのが、一番ということですな。勉強代としては、ちょっと痛いですが、この17万円以上の赤字は2度と出さないよう、出資先を慎重に選んでいきたいです。

乗馬で第二の馬生に花を咲かせてくれ!

さて引退後のラヴィッスマンの身寄りですが、乗馬になることが決まっています。

東関東馬事高等学院、通称バジガクにて乗馬になるための準備を頑張っているようです。

きちんとその後の道が作られていてよかったです。

競走馬としては体質面で厳しかったですが、乗馬としてはきっと花を咲かせてくれることでしょう。

ラヴィッスマンのその後の馬生が、穏やかで豊かで素晴らしいものであることを、心から願っています。

バジガクは乗馬の学校だけど、定期的に一般開放されるイベントがあるみたいね。

無事乗馬になってお披露目されることがあるなら、会いに行ってみたいなあ。現役時代は1回も会えなかったしなあ〜。

バジガクは千葉なので、日帰りでも行けなくはない距離。チャンスがあれば、ラヴィッスマンに会いたいです。