2023年の一口馬主生活を振り返るとともに、2024年の抱負を語っていく、年始恒例の記事です。
去年の記事はこちら。
2023年はコロナ禍を脱出した象徴すべき年。競馬界も「普通」が戻ってきました。
競馬場にも結構足を運べましたねー。
ほとんどが中山でしたな。府中は2回くらいしか行っていない記憶。大井も1回かそこら。本当はもっと行きたかったんだけども、出資馬が全然出てくれなかった…。
しかし中央競馬の口取りもようやく叶えられましたよ。スピードオブライトで。
一つの夢が達成できました。
それだけでもうお腹いっぱいの年ではあるんですけども。反省点もちょいちょいあったりはします。
2023年中央競馬成績→【3-0-3-1-1-13】
交流戦を含めた中央競馬における、我が出資馬の実績は21戦3勝。
勝率14%。ふむ、悪くはないな?
キャロットファームの勝率をちょっと上回るくらいの実績です。だからなんだって話ですけど。
重賞に関しては去年ほどの出走は叶わなかったものの、G3で3着に入るなど去年に続いて好走できています。なんか重賞実績いいんだよなうちの出資馬。
その一方で悲しい出来事もあり…歓喜と悲壮の凹凸が激しい1年でもありましたね。
というわけで出資馬ごとで大まかに1年を振り返りつつ、2023年の反省や2024年に向けての抱負を書き留めます。
ヴェローナシチーが長期離脱
我が出資馬の筆頭ヴェローナシチーについて、去年、このように書いておりました。
2023年もヴェローナにはたくさんお世話になりそう。そんな予感を抱いております。多分この予感は当たる。
この確信に近い予感は、残念なことに外れてしまいました。
年明けすぐの日経新春杯を11着と、不甲斐ない負けを喫した後、重度の屈腱炎が発覚し長期離脱となりました。
これは大大大大ショックな出来事でした。1年を通してこれが本当に一番辛かった。
元々、デビュー戦の直後にもトモだったかに疲れが出ていて、一戦ごとのダメージが大きいタイプ。年末に使って中2週くらいで使ったのはやっぱり良くない判断だったわけで。もはや後の祭りですが。
にしても、だ。友駿の公式発表では当初「症状は軽そう」という見解が陣営から出ていたんですよね。調教師と装蹄師の見立てとして。その後に獣医が診て、これはあかんぞと。
なぜに医療の素人の見解を先に載せてしまったのか。会員を安心させるためなのかもしれませんが、もし重たかったときの反響ってのを考慮しなかったのでしょうか。てか実際に重かったわけですけども。
これはちょっと、クラブに対して不信感を抱く出来事でしたね。当初から考えていたことですが、21年産への出資で一旦友駿はストップしようと決めたのもこのときでした。
怪我はいたし方がないものの、運営に疑問がわいたら私はとことん詰めていくスタイル。ここが解消されるまで、しばし出資はおあずけです。
さてそんなヴェローナくんですが、12月にリハビリセンターを卒業、チャンピオンヒルズへと移っています。
まだまだ安心はできませんが、これで一つ大きな課題をクリアしましたね。
ここからさらに時間はかかることになりますが、ターフを走る姿を再び見ることができたら、私泣いちゃうかもね。
とにかく無事であることが一番ですので。状態にあわせてじっくり仕上げていってほしいです。
ナチュラルがファンド解散
引退・解散馬はナチュラル1頭だけでした。まあ古馬が2頭しかいなかった年なので。
笠松で2勝したのはもう1年以上前のことですか。1勝クラスに戻って2戦しましたが歯が立たずファンド解散となりました。
牧場の持ち物となり園田に移って走っていますが今のところまだ勝ちはないですね。地方なら結構やれると思ってるんだけどな…。
何歳まで使うかわかりませんが、いずれは牧場に戻り繁殖に上がる予定のはず。これから先も見守りたいです。
なぜか低い我が家の「3歳ファンド解散率」
2023年の3歳馬、つまり2020年産の成績ですが、中央出資馬は3頭のうち2頭スピードオブライト&フェリが新馬勝ち、残るポケッティーノは地方転籍に。そして元から地方馬のスターチャームも引き続き大井所属で頑張っています。
うちの出資馬、なぜか3歳で解散するパターンが少ないんですよね。
ユニオン基準でいうと、だいたい毎年半分から60%くらいの馬が3歳で解散となるんですけどね。うちの馬はやけに粘る。
ポケッティーノのファンド継続は意外でしたなあ。牡馬だから仕方ないのかもしれないけど。しかし地方で息長く走るタイプに感じたし、3歳未勝利終了とともにサラオクでもよかったように思いました。
これは決してポケちゃんをとっとと手放したいとかそういう意味ではなく、その方がクラブ的にも会員さん的にも、そして次に所有する馬主さんにとってもよかったように思ったわけです。
結局岩手競馬に行き、3戦目で1勝。大晦日のギリギリにも出走しましたが勝利できず。ここで勝てば中央競馬に復帰の権利を得ていたんですけどね。
4歳になると1勝分増えるので、あと2勝しないと中央へは戻れません。
うーん、ここまでの過程を見ると、仮に中央へ戻ってこれたとしても1勝クラスを勝つのは相当な運が必要になると感じちゃいますね。そうなると逆算的に、3歳未勝利終了の時にサラオクに出しておくのがベストだった、なんてオチにもなるわけですよ。4歳でサラオク、しかも1勝クラスでは歯が立たずなんて肩書きで上場だとどうしても価値が落ちてしまいますから。
もちろんそんな風にならないことを願っています。個人的にはここまでのダートの走りを見ていて、「もしや芝タイプでは?」という気もしています。だいぶトモの具合も安定してきましたし、中央で芝に替わって大化けもあるかもしれないという淡い期待は抱いています。そうなってほしい。
まあ牡馬ですし、判断難しいところではあったと思いますが。とにかくポケちゃんにとって一番ベストな路線へ進んでくれることを願っています。
って、ポケちゃんの話ばかりになっちゃいましたな。
スピードオブライトはすでに3勝。中山芝1200を3戦3勝。次は3勝クラスのサンライズステークスを狙っています。ドキドキですね。
フェリの方は気性が課題。4歳になってだいぶ性格がお姉さんになってくれるといいですが。この子はダート版アンジュミニョンと個人的には思っています。現在休養中ですが、朝宮ステーブルを利用するのは初めてだったはず。アンジュも朝宮さんのところで調整してもらっていたので、同じように精神面を面倒見てもらえれば、アンジュのような安定した成績を今後出せるかも。楽しみにしています。
残るスターチャームは夏負けでだいぶ休んでいましたが12月に帰厩、能力試験をクリアしています。1月末に出走なので、そこでどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか。この時期は大井といってもかなりメンバーレベルは落ちているはずなので、あっさり1勝してくれるくらいの内容を期待しています。
この明け4歳組の活躍次第で、今後の出資具合は決まっていきそう。
4頭のうち、まあ地方のスターチャームは長く使われると思っていましたが。中央3頭のうち2頭は早々と解散くらいの気持ちでいました。それがいまだに全員ファンド継続ですからね。一言で維持費が重い!
特にスターチャームは100分の1ですからね。この子がとくに活躍してもらわないと、次の世代への出資に前向きになれませんなあ。とにかく頑張ってほしいですわ、4歳勢には。
問題児だらけの明け3歳勢
さてさて問題は明け3歳、2021年産の出資馬たち。
我が家の2021年産デビュー一番手、期待のユニオン先行募集馬フォートポータルは、デビュー戦ビリッケツでさっそく去勢が決まりました。
これは衝撃のニュースでしたね。しかも馬名の由来はアフリカの真珠と呼ばれる都市名から来ているのですが。真珠が去勢て。
本馬だけではないですね。ユニオン史上最大級と言われる抽選が繰り広げられた人気馬エザルターレ。この子のデビュー戦はまさかの最低人気。募集時にあれほど人気した馬がデビュー戦最低人気て。これも驚きました。ただレース自体は着順こそ今ひとつでしたが、決して悪い内容ではなかったですけどね。
そして残るユニオンの2頭、トレポンティとバフィーはいまだデビューのメドが立っていません。とくにバフィーは体質面に難あり、デビューすらままならない状況。
さらに友駿からは1頭、グランレーヴシチーがいるのですが、この子はデビュー戦が3着で能力を感じさせる走りをしていました。ただ、父シュヴァルグランが全く種牡馬として奮っていないのは気掛かりです。こんなにスワーヴリチャードと水を開けられることになるとは。。。
満を持して出資した強気の2021年産5頭でしたが、今のところ理想の3分の1以下という低空飛行状態です。
ただ問題児な世代だからこそ可愛いという気持ちもあったり。こういう世代の中に、何頭かすごいのが隠れていたりしないかな〜と密かに期待しています。
2歳馬たちはどうだ!?
ヴェローナシチー、スピードオブライトと、2年続けて素晴らしい馬に出会えたものだから、調子に乗ってしまいました。明け2歳、2022年産も、すでに4頭に出資しています。リストは本記事の最後に載せています。
本当はもうちょっと抑えて、年3頭くらいに収めたいんですけどね。
ただかなりこの世代、考えに考え抜いたと思っています。現状全頭関東馬というのもポイント高いんですけど、ほんとかなり凝ったラインナップにできたかなと。
実はあと1頭出資したいのですが、こちらは関西馬。
3歳世代がいまひとつで、この2歳世代も鳴かず飛ばずだったら、一口ライフも潮時かなと。アクセルを緩めて、年2頭くらいまでを限度にして出資していく事業縮小プランに移行しようと思います。もう大体、やりたいことはできましたしね。口取りとか。
一口馬主自体は続けるのね。
まあ趣味として。年10万円ほどで楽しめるように調整したいと思います。
2024年の目標
2023年の目標は次のように掲げていました。
- オープン以上を勝利
- 年間30戦以上(中央地方問わず)
- 年間10勝以上(中央地方問わず)
- G1出走3回以上
- 重賞制覇
完全にヴェローナシチーありきの目標を立てていましたね。。。
ヴェローナが新年早々に離脱してしまったので、ほぼ達成できていません。
中央地方合わせた成績は【4-2-5-3-2-14】。30戦4勝で、ギリギリ2の年間30戦は達成できていますな!
せめてもう1個くらい達成したかったけど、これだけヴェローナに依存した目標だとさすがに厳しかったですね。これはもうドンマイというしか。こういう年だってあります。
というわけで2024年の目標はこちら。
- オープン以上を勝利
- 年間50戦以上(中央地方問わず)
- 年間8勝以上(中央地方問わず)
- G1出走
- 重賞制覇
年間出走数だけは目標を上げて、ほかは据え置きか少しハードルを落としました。
単純に出資頭数が増えるので年間50戦は狙いたいところ。大井のスターチャームがどれだけコンスタントに使えるか次第で、年間出走数は大きく変わりそう。
オープン以上の勝ちは、候補としてはスピードオブライトと復活のヴェローナシチーが筆頭ですかね。他の馬たちにももちろん期待しています。
なんとか3つくらい達成してほしいなあ。
2023年末時点我が家の出資馬まとめ
世代 | 馬名(2023年12月末時点クラス) |
---|---|
2019年産 | ヴェローナシチー(3勝クラス) |
2020年産 | スピードオブライト(3勝クラス) スターチャーム(未勝利) フェリ(1勝クラス) ポケッティーノ(地方1勝) |
2021年産 | フォートポータル |
2022年産 | エンパイアシティの2022 |
おお〜だいぶ増えましたなあ。
さすがにこれだけ出資馬がいますと…月々の支払いだけでもかなりの額になります。貧乏一口馬主の我が家的には結構きつい。ほんと調子に乗りました。
今後の出資プランをまとめると、友駿は一旦ストップ。しばらくはユニオンだけに絞ります。現2、3、4歳の成績次第では、新たに別のクラブに入ることも視野。といっても友駿出資馬たちが引退し退会した後になると思うので、新規入会は2年とか3年後とかになりそうですね。
成績が今ひとつであれば、出資頭数を減らしていくコースに参ります。
まあ現役頭数としては今がピークじゃないでしょうか。これ以上増やすことはあまりないと思っています。
それでは今年も我が出資馬たちをよろしくお願いします!
我が家の出資場一覧はこちら。