エザルターレ(全200口・募集総額1800万円)が2024年8月のレースを最後にファンド解散、このほど精算が終わりましたので収支の報告とともに振り返りです。
かなり詳しい収支報告の計算は以下の記事で書いています。
収支についてはざっくり振り返ります。
毎回書いていますが、一口馬主ライフを楽しむとともに投資として冷静に見るためだったり、一口仲間を増やすためだったり、反省点などを振り返るために本記事は存在しています。
それでは振り返りスタートです。
およそ1口11万6000円の赤字
タイトルの通りでございます。エザルターレ(全200口)の収支は1口当たり11万6000円の赤字となりました。
1800万円(1口9万円)の募集馬で1勝もできず3歳解散だとこのくらいの赤字になっちゃいますな。
この価格帯の募集馬だと最低でも1勝はしてもらわないとね。
あとは数を使ってもらうこと。エザルターレは体質も弱く、勝てないし数もこなせなかったなあ。
出資馬としてはかなりガッカリな結果となってしまいましたね。出資して後悔はしてないですけども。
はっきり申し上げて自信があります
エザルターレといえば募集開始当時の生産者コメント。
「はっきり申し上げて自信があります」の名台詞は何かと物議を醸しましたねえ。
そんなコメントされちゃうと、みんな色めきたっちゃいますよそりゃ。
協和牧場さんが誇る走る一族。1次募集でかなりの申し込みがあり抽選となりました。
私も申し込んでおり無事に当選。その当時の記事はこちらでした。
同時にツアーにも申し込んでいたんですね。
コロナ禍のユニオン秋のツアー。懐かしい。
このときツアーで見たエザルターレは気品があって血統の良さが出てたなあ。体重もこのときはまだ申し分ない感じでした。
誰もが見惚れていましたね。このときは「オークス出走も夢ではないのでは…?」なんて思っていた人もいたことでしょう。少なくとも一人は。
オークスいけると思ってたのね!
そりゃ思ってたさ…。
デビュー前はいろんなことに夢を馳せるもの。当時は同配合のエフフォーリアの活躍もありましたし、エザルターレに期待しないわけにはいきませんでした。
3年連続の協和牧場生産馬への出資
と、出資当初はかなりベタ褒めしていたような書き振りをしてみましたが。実は一方ですごく不安もあったんですよ。
協和牧場さんには3年連続の出資でした。
ナチュラル、フェリ、そしてエザルターレ。3頭とも大きな活躍を期待しての出資でして、協和牧場さん好きとしては彼らに出資できただけでも大満足。
しかし、出資当時のメモにも書きましたが、この3頭の中では「もっとも半信半疑」の馬でしたねエザルターレは。
牧場の自信満々のコメントはかえって不安になりましたし、品位のある馬体と感じる一方で、成長力にやや疑問も抱いていました。
そして何より初仔だったこと。これは不安要素でしたねえ。
それでもまあ、この血統で総額1800万円はお買い得だと思いますけどね。
まさかの最低人気デビュー
かくして2歳12月のデビューとなったエザルターレ。
阪神芝1600mでのデビュー。まさかまさかの最低人気でした。
これにはひっくり返ったなあ。いや、ここまでの稽古の過程から、人気するような馬ではないと思っていましたが。しかし協和牧場肝入りの走る一族血統、募集当時は大人気。しかも飛ぶ鳥落とす勢いのエピファネイア産駒。阪神芝なんてまさに大好物って感じなのに。17番人気。
結果は13着と人気以上には走ってくれました。内容自体も悪くはありませんでしたよ。
4コーナーでの加速はやはり血筋を感じさせましたね。体重が増えずろくに稽古が詰めていない中であれだけの走りができたのは収穫だったと思います。
しかしその後も体重がなかなか増えてこず、思うように稽古が積めない日々。
地方交流戦にチャレンジしたりしましたが、まったく見せ場がなく、4戦でファンド解散になりました。
現在は牧場さんが持ち主となり兵庫で走っています。
やはり無視できない初仔リスク
うーん。難しい1頭でしたなあ。
半信半疑の1頭でしたが、順調であれば1勝2勝は普通にできるものと期待していました。
体重が増えず晩成傾向。成長力に乏しかったのは完全に想定外。
いや、、、初仔だったことを鑑みれば、やっぱりこういうパターンもあると覚悟しておくべきでした。
やっぱり初仔ってのはリスクがありますね。
我が家の出資ルールには元々「初仔には出資しない」というのがありまして、初めてその戒律を破ったのがエザルターレでした。
初仔のリスクを踏まえても、この価格帯ならお得と思いましたが。初めてのルール破りの挑戦は失敗という形に終わりましたね。
今後も教訓にしないといけませんね。
馬体の雰囲気は好きですし、ひょっとしたらこれからガラッと変わる時というのもあるかもしれません。繁殖に上がったらいい仔を産んでくれる可能性だってある。
ちょっとね、クラブ向きのタイプではなかったですね。出資時はそこまで晩成感なかったんですけどもね。
協和牧場さんの馬は総じて安値で、出資期待値は高い募集馬が多いのは間違いありません。
すでに4頭目、ヘイローフジの2023にも出資。今後も協和牧場推しですし、ファンド解散とはなりましたがエザルターレの今後にも注目することを誓い、本振り返りを終わります。