【ウインRC2020年産】気になった馬を今更チェック

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本記事は2021年12月時点のデータを参考に作成しています。

ウインレーシングクラブに入会しようと以前より目論んでおります。

クラブ別に見ると勝馬率が安定しているのですよね。コスパのいいクラブだと思います。

ただ入会しているクラブは2つにしておきたいので…入会中のユニオンさんか友駿さんのどちらかの退会の目処を立ててからってわけになりますが…まあ後者でしょうね。

一口馬主を始めようとしていた際もウインは候補だったのですが、どうも相性が良くないというか、馬の選別が難しい印象を抱いていました。

岡田ファミリーってのが厄介の種になっていたような気がしています。こだわりと癖が強いんだ。

しかし今やウインもほぼスタンドアローンというか、ラフィアンとの提携解消を2020年に発表したと記憶しています。

とはいえ総帥の血を引いた方が代表ですから、かなり独特な方向性というか、個性派なクラブとして今後もキャラを立たせていくことは間違い無いでしょう。

その片鱗はカタログからも感じさせてくれます。代表の歯に衣着せぬ物言いは、クラブ会員内外問わずで話題を集めています。

そこで今更ながらですが、新生ウインと私との相性を見るために2020年産で気になる馬をここで挙げつつ、ウインに入会するかもしれない未来に想いを馳せてみたいなと思っています。

ちなみにすでにほとんどの馬が満口ね!

さすが…。ユニオンや友駿とはえらい違いだ…。

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2020年産募集馬は全部で37頭

ウインは1次募集でまず自前牧場コスモヴューファームの生産馬を募集し、2次以降でセリで買い付けた馬や「募集かけるか微妙なところだったけどいい感じだからやっぱり募集かけます!」な馬の募集をかけるようです。

2020年産は1次24頭、2次9頭、特別募集が4頭の、計37頭という募集内訳です。牡牝のバランスも申し分ないです。

全体的に高く感じてしまうのはたぶん「ユニオン&友駿病」

価格なんですが、ぱっと見、私には高く感じてしまいます。

しかしこれはたぶん、私がユニオンや友駿に浸かり過ぎているせいでしょう。

ユニオンだと500万円募集馬もいますからね。ウインは1000〜2000万円ゾーンが多い印象。

1頭だけ700万円の馬がいますが、基本は募集総額4桁万円ですね。

馬たちが相応の結果を残せているわけですから、価格設定についてはまったく問題ないと思います。

ゴールドシップ産駒だらけの現状は個人的には△

ウインに入るか否かの境目は、やっぱりどれだけゴールドシップに熱を入れられるかにかかっていると思います。

2020年産も、1次募集馬24頭のうち5頭と、ゴールドシップ産駒の占める割合が大きいです。

正直なところ、私はこういう偏りはあまり好きじゃなかったりします(あくまで好みの話です)。

ゴールドシップ産駒は若干釣り上がり気味といいますか、ウマ娘効果(?)もあってかやや人気になりやすく、募集価格は上振れ傾向かなと思ってまして。

ユーバーレーベンなど強い馬を出しているので、もちろんゴールドシップは優秀な種牡馬ですが。

バランス的にみて、オルフェーヴル産駒とかのステイゴールド系を1頭くらい入れてくれてもよかったのでは…と思ったり思わなかったりします。

この辺の意図に賛同できるかどうかでも、ウインへの評価って変わりそう。

何度も言いますが、こだわりと癖がいろいろ強いんですよね。

「母父ゼンノロブロイが邪魔しているのか」

ウインのカタログの何が面白いかといえば、1頭1頭に寄せられている代表のコメント。

その中でも選りすぐり、まず私が読んでいて目が飛び出そうになったコメントを紹介しましょう。

コスモネモシンの2020からの引用です。

母は重賞を勝っていますし、良い馬なんですが母父ゼンノロブロイが邪魔しているのか、今までの産駒がイマイチ(以下略)

ヴェローナシチーに出資している身としてはこれは聞き捨てならぬ!

まあ言わんとしていることは確かにわかるんですけどね。

しかしつい最近、母父がゼンノロブロイで父がワークフォースのディバインフォースが重賞を勝ったように、配合によってはいろいろ楽しめそうなんですよ。これまでコスモネモシンはモーリス、ジャスタウェイ、そしてアイルハヴアナザーに2回付けてきたようで、単純に配合相手がよろしくなかっただけではないだろうか。

なわけで、この代表コメントが覆されるような活躍に期待したいですねコスモネモシンの2020には。ゴールドシップ産駒だけども。

アメリカンペイトリオットは配合次第で化けるのでは?

ウインで1頭募集されているアメリカンペイトリオット産駒。

あまりこれまで注目していなかったのですが、ウインで募集している馬は気配がよさげ。グローバルハートの2020

この馬自身が気になるかどうかは別として、なんか配合次第ですごいのが出てきそうですねアメリカンペイトリオット。

もう1世代か2世代くらい活躍を見届けてから、出資対象として視野に入れたいですね。ただダーレーの種牡馬なので、入会しているユニオンや友駿では滅多に募集はかからなそう。

ウインRC2020年産気になる馬たち

ようやく本題です。2年後くらいに答え合わせする用のメモ書き程度と思ってください。

キャッシュインクルーテッドの2020(牡)

キャッシュインクルーテッドの2020は父ダノンバラード。募集総額1200万円(3万円×400口)。

これを書いている時点でまだ半分弱、口数が残っているんですね。

代表者が「大物感はあまり感じられない」と書いている通り、確かに大物感はないのですが笑

コスパ的な度合いではこの世代でも群を抜いている気がします。ダノンバラード産駒には1回は出資してみたいのです。

代表者のコメントは以下の記述も面白い。

もう少し母の特徴が出て欲しかったですけど、うまく伝えられない母だから社台さんから繁殖セリに出されたんでしょうね。

これね。あると思うんですよ、こういう戦力外通告を受けた繁殖牝馬から、大物が出るってパターンが。

もし入会していたら、とりあえず出資してみたい1頭だと思いました。

コスモマーベラスの2020(牡)

コスモマーベラスの2020は父エピファネイア。募集総額2000万円(5万円×400口)。

母父はフジキセキ。今や流行の最先端ともいえるサンデーサイレンス4×3クロスのエピファ産駒です。

本募集世代の中にエピキセキはもう1頭います。ピエナビーナスの2020。この馬の方が高値ですが、私はコスモマーベラスの2020の方が好みでした。

値段の差は、馬体云々よりは厩舎の差では、とも思わなくもないですね…。

本募集馬は、4世代コンデュイット、さらに続けて4世代アイルハヴアナザーを気が触れたかのように付けていて、このほどエピファネイアを付けた次第。これは確変あるんじゃないですかね?

代表者コメントではクラブのエピファ観みたいなのが書かれているのですが、これが一時期少し話題になったみたいですね。

エピファネイア産駒はよく走りますね。大物も牡、牝共に出ていますし、最近は特に活躍している印象です。身体ばかり大きくてトロくさい産駒が多かったシンボリクリスエスに全然似ていません。

これね。否定できない。

2000万円という募集総額もお手頃。クラブ募集でエピファ産駒がこの価格で買える時代は、少なくとも向こう5年くらいは訪れないんじゃないでしょうか。というか2度と来ないかも。

サマーラグーンの2020(牡)

サマーラグーンの2020は父ゴールドシップ。募集総額2200万円(5.5万円×400口)。

怒涛のゴールドシップ産駒の中では、本募集馬が気になりました。

カタログでは黒鹿毛となっていますが、若干芦毛にも見えますね。成長とともにガラッと毛色が変わっていきそうです。

馬体だけでいえばこの馬が私はいちばん好きかも。

ゴールドシップ産駒という点も含めて、なかなかに可能性を秘めていそうです。母父ボストンハーバーってのもいいですね。

ただ。2200万円ってのはさすがにゴルシプレミアが付きすぎな気も。それでもあっさり満口なわけですから、ウインってすごい。

ウインアルテミスの2020(牝)

ウインアルテミスの2020は父シルバーステート。募集総額1300万円(3.25万円×400口)。

シルバーステート産駒の牝馬。そそりますねえ。

ユニオンでは募集されてないのに、ウインにはいましたかシルバーステート産駒。いいないいなー。

募集価格も十分に手が出せる範囲内。ただ脚のつくりに対して若干上物が立派に映る印象(あくまで素人の感想)。血統が血統だけに脚元の怪我がちょっと心配ではあったりします。

ウインペイザージュの2020(牝)

ウインペイザージュの2020は父キズナ。募集総額2600万円(6.5万円×400口)。

キズナ産駒も挙げておきたかったので…。

これは馬どうのこうのではなく、代表者コメントが面白かったので紹介。

キズナの産駒は正直、私の中では掴みどころがないというか、走るタイプがまだ絞れていません。

激しく同意です。

私も全然わからないので、キズナ産駒への出資はこれまで避けてきました。

やっぱり現場の方々も傾向把握に四苦八苦なのかもしれませんね。

本募集馬自身に関しては、牝馬で2600万円はうーんという感じ。ユニオンで募集だったら厳しい目で見られそう笑

ちなみに同じキズナ産駒では、2次募集で買い付けてきたテーブルスピーチの2020の方が気になるかもしれません。968万円で仕入れ、1800万円募集なら、まあ出資行ってみたくなるギリギリのラインか。てかキズナ産駒が1000万円以内で買えるってすごいな。

コスモラパンの2020(牝)

コスモラパンの2020は父キタサンブラック。募集総額1700万円(4.25万円×400口)。

キタサンブラック基準でいうと、やや圧が薄い印象か。だがそれがいい。

代表者コメントでは芝中距離みたいなことを書いていますが、うーんそうなのだろうか。短距離にも見えるし、ダート中長距離にも見えるし。どう転がるかわからない未知な感じに惹かれます。

この馬もあっという間に満口だったようで…。すごい。

まとめ

というわけで、コスモヴューファーム生産の一次募集から挙げてみました。二次募集や特別募集は気になる馬はさほどいませんでした。

あくまで個人的な好みの話です。

もし私が入会していたら、最終的には以下の募集馬に出資したい!

現実には抽選必至なのもいるので、この中から2頭か3頭ってところでしょうか?

キャッシュインクルーテッドの2020が残ってしまっているのは本当に不思議。この子はいちばん楽しめそうに感じるんですけどもね私は。ダート一直線なタイプはあまり好まれないのでしょうか。

はてさて私とウインとの相性は。2年後くらいに答え合わせです。

今回改めて見ていて、ウインの募集馬はラインナップが意外とバランスとれているなって思いました。このバランスの良さが、毎年安定した勝馬率を弾き出せているのかもしれませんね。

もうちょっとゴールドシップ産駒の割合が減ってくれればとは思いますけども。シルバーステートとかダノンバラードの産駒が多いのは個人的には○です。