【2025年版】母父ルーラーシップを考える

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この記事は2025年3月14日時点でのデータを参考にしています。

およそ3年ぶりの母父ルーラーシップ記事でございます。

前回の記事はこちら。

まだ当時はデビュー馬が20頭ほどの時期でしたが…母父ルーラーシップの可能性を見出し、これからデビューする馬でステレンボッシュを期待の馬として挙げていたりと、素晴らしい先見の明!

と、自分で自分を褒めたいくらい。期待通り、いやそれ以上の活躍を見せてくれていますね。

やはりいずれの母父ルーラーシップ馬も馬体がふっくらしており、使い減りしにくいタイプが多い傾向に思いますね。

母父として大事なのはやっぱりこの体質面の補完だと思うのですよね。シンボリクリスエスが長くBMSランキングの上位に君臨していたのその点が大きかったのかなと。

そして何より非サンデーサイレンス、日本の至宝エアグルーヴの血筋。爆発力が期待できますし、芝でもダートでも活躍が見込める幅の広さも魅力ですよね。

前回から3年が経ち、ようやくデータも溜まってきました。ここらで一回、考察記事を書いてみることにしましょう。

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MBS実績の推移

世代BMS順位勝馬率EI代表馬
2019年産62位46.2%1.2
2020年産26位41.4%1.43ホウオウビスケッツ
2021年産8位39.6%1.98ステレンボッシュ
2022年産11位26.1%1.46

ここまでEIが1を超え続けている。これはなかなかに尖った特徴。

あのディープインパクトでさえ、3年目くらいの世代で1を下回ったことがありますからね。

まあこの先不振な年というのも出てくるとは思いますが、ここまでかなり順調といっていいでしょう。

賞金上位50頭の父内訳

母父ルーラーシップの賞金上位50頭(総賞金840万円以上)の、父馬について頭数別に内訳を出したものがこちら。

頭数父名
4頭エピファネイア(9)、キズナ(7)、リアルスティール(8)
3頭シニスターミニスター(4)、ニューイヤーズデイ(3)
2頭グレーターロンドン(5)、ゴールドシップ(2)、サトノダイヤモンド(7)

ヘンリーバローズ(3)、マクフィ(5)、モーリス(5)

1頭は省略。父名カッコ内の数字は3歳以上の該当馬数の数字です。たとえば母父ルーラーシップで父エピファネイアの現3歳以上の該当馬は9頭。そのうちの4頭が賞金トップ50内にいることを意味しています。

50位付近は800万円台につき、今後も入れ替えは熾烈になるとは思うものの。すでに傾向というのは見えてきていますね。

ディープインパクト系との配合に○

以前の記事ではエピファネイアをいの一番に挙げていました。確かに彼との配合には今後も注目ではありますが、現状の成績としてはやはりディープインパクト系と相性抜群ですね。

ディープインパクト系種牡馬の期待の星である、キズナやリアルスティールとはとくに相性がいいようです。

非常に順当というか、わかりやすい傾向です。必然、コントレイル×ルーラーシップにも期待が寄せられます。2023年産に該当馬はおらず、2024年産に4頭いますね。

ゴールドシップにニックス感

ゴールドシップは該当馬が2頭いていずれも2勝。ビッグレッドファーム生産のマイネルオーシャンと岡田スタッド生産のホウオウユニコーン。コンスタントに使え、夏にも強そう。

ゴルシ&ルーラーというと馬格が立派すぎる印象ですが、どちらも馬体重は470kg台とほどよく、ゴールドシップ産駒にしては大きすぎずな点がいいのかもしれません。

今後も父ゴールドシップには注目でしょう。岡田ファミリー以外の生産から大物が出ると面白いのだけれど。

シニスターミニスターからダート大物期待

シニスターミニスターとの相性も良し。元来ポテンシャルの高い種牡馬だけに順当といえばそれまでですが。

シニスターミニスターも22歳ですか。もう付けられる数に限りが見られている種牡馬ですから、1頭でも多くルーラーシップ牝馬に付けてほしいところ。ダートで大物登場に期待です。

ニューイヤーズデイは経過観察で

ニューイヤーズデイとの産駒はデビュー馬3頭いていずれも賞金上位組に。

とはいえニューイヤーズデイは社台のゴリ押し感もまだまだ否めず、この3頭も社台&ノーザン生産馬。絶対的に相性◎、とは断言できない現状です。

2023年産には日高産の馬もいるので、彼らの活躍を見届けてから、相性を見極めるのがいいでしょう。

気になる2023年産母父ルーラーシップ

母父ルーラーシップ馬は大御所クラブでも多数募集されており、注目の馬が多め。

馬名一言
ウラヌスリングキズナキャロット募集馬、母ウラヌスチャーム、SS3×4
タッセルノットキズナシルク募集馬、母ディアンドル、SS3×4
アウダーシアキズナサンデー募集馬、母リリーノーブル、SS3×4
クロスボーダーリアルスティールG1募集馬、SS3×4
マイネルオラクルゴールドシップラフィアン募集馬、全兄マイネルオーシャン、SS3×4
エメラルドスピアーの2023ニューイヤーズデイアイリッシュダンスの母系
ニシキカザルニューイヤーズデイサマーセール935万円、兄はユニオン募集馬
サラーブの2023キタサンブラックシルク募集馬、祖母サマーハ
シスターフラッグの2023ベンバトルポイントフラッグの母系
コイバナモズアスコット兄にキリンジ

今回の集計で好相性だったエピファネイアとシニスターミニスターについては、2023年産は該当馬なし。

基本的にはディープインパクト系種牡馬の産駒には注目。キズナとリアルスティールを主軸とし、グレーターロンドンやヘンリーバローズなど、幅広く活躍馬が今後も輩出されることでしょう。

ディープ系と相性いいのだからキタサンブラックともいいはず。ということでキタサンブラック産駒で気になる馬も挙げてみました。

ベンバトル産駒は期待も込めて。マクフィとの相性も良好だったことから、同じドバウィ系ということで挙げてみました。

あとは欧州系の血との相性にも期待したいので、モズアスコット産駒もピックアップ。

まとめ

母父としてはキングヘイローやハービンジャーと並んで大レースに強い。それがルーラーシップの第一印象。ただ安定感となると、ルーラーシップはやや格が落ちるかもしれません。これはルーラーシップ自身の現役時代にも通ずるところがあります。出遅れても強烈な差脚で追い込んでくる化け物なんですけどね。

ただコンスタントに使える点は魅力的。安定感の低さを数でカバーする。そんなタイプが今後も多数輩出されるかもしれません。安定感は高いがあまり数が使えない傾向にある、ディープインパクト系種牡馬産駒と相性がいいのもうなずけます。

引き続き芝中長距離路線での大物登場はもちろんのこと、ダートでも強力な馬が登場してほしいですね。

また何年か後に集計を行ってデータの推移を見たいところ。私の予想としては、ディープインパクト系種牡馬の中では、もちろんコントレイルが筆頭ですが、「あの馬から!?」という意外な父から大物が出るのではないかと。たとえばマカヒキとか。

キタサンブラックとも相性はいいと思っているので、ゆくゆくはイクイノックスからも超大物を期待。

ほか、キングカメハメハ(ミスプロ)系からも欧州系からも相性のいい配合が出てくることに期待したいですね。エピファネイア〜ロベルト系からは、当初の期待ほどの高水準は出ないかもしれません。

てな感じで、母父ルーラーシップの考察と将来性の占いを終わりたいと思います。