私はユニオンオーナーズクラブの2018年募集馬(2017年産まれ、2020年時点で3歳、ビターエンダー世代)には1頭も出資しませんでした。
ピンとくる馬がいなかった、わけではなく、単純に予算の都合でした。
ひとつ上の世代に5頭も出資しちゃったものね。
てっきり2018年募集スタートの2018年6月ごろには、上の世代も2、3頭は引退しているだろうと思っていたら…結局1頭も引退せず。2018年募集馬の締め切りにあたる2019年5月末時点で4頭いましたからね。予算的に厳しかったです。貧乏一口馬主ですんで…。
といった経緯はあるものの、気になる2018年募集馬はいたわけです。
本日はそれら個人的に気になった馬たちの現在の様子をチェックするとともに、私の見込みがいかほどのものだったかを書き留めてみます。いわば答え合わせのようなものですね。
ちなみにダービー出走の叶ったビターエンダーには、まったく目がとまりませんでした(基本、ユニオンの高額募集馬にはあまり後ろ髪惹かれない…)。
トップブランド(母イチリュウ)
父はジャスタウェイ。募集価格は1800万円(9万円×200口)。馬体がどうのこうのというのは私には分かりませんが、パッと見で一番惹かれたのはこのトップブランドでございました。
グランド牧場に伊藤厩舎というのもポイント高かったです。今見ても一流感漂いますね。
募集開始から約半年後に満口となりました。ジャスタウェイ産駒はまだまだ不確定要素が多いというのもあり、私は出資に至れませんでした。でもいちばん気になったお馬です。
2020年5月現在:未勝利、3着2回
デビューからダートを使っていますね。1ケタ着順で推移しているので、何かをきっかけに未勝利脱出もまだまだ十分ありそうです。芝、使わないのかなあ?
ブラングライク(母モンクール)
父ケープブランコ。募集価格は3000万円(10万円×300口)。
最後の最後まで、出資しようか悩んだ馬。しかし募集価格の高さがネックとなり諦め。諦めたことを後悔させてくれるような活躍を期待したのですが…。
2020年5月現在:引退
2戦で引退となりました。脚元に不安があったとのこと。現在は乗馬クラブ所属のようです。
ブラングライクについてはこちらで詳しく書いています。
脚の怪我は仕方がありません。馬体からしてかなりの活躍をしてくれそうだったのになあ。残念。
ルーターズ(母ゴーファイトウィン)
父ワールドエース。募集価格は1000万円(5万円×200口)。
新種牡馬ではワールドエースに期待していたので、否が応でも気になりました。ユニオンでこの世代では2頭ワールドエース産駒がいましたが、こちらの方がよさそうに見えましたね。
ただ全体的にこじんまりとした印象。成長の遅さが気になり出資を控えました。
これは今になってみると、ワールドエース産駒に共通していえることみたいです。
2020年5月現在:3戦2着1回
これはなかなか良成績ではないでしょうか。もう未勝利脱出は目前かも。
やはり体重は軽く、2着した時は399キロ。軽めの芝コースがいいようで、距離は1400程度がよさげです。
今カタログを見返してみたら、生産した岡田牧場さんのほぼ予言通りの適性が出ています。やはり岡田牧場さん、恐るべし。
1000万円の馬なので、1勝してさらに1勝クラスで掲示板を何回か確保すれば十分の活躍ですね。もちろん、さらに上へのステップアップも期待します!
キーコーズウェイ(母スプリングマンボ)
父スズカコーズウェイ。募集価格は1200万円(6万円×200口)。
スズカマンボの下にあたります。母は高齢、最後の産駒になるのかな?
この血統がユニオン募集になるのは意外ですよね。
馬体を見て驚き、血統を見てさらに驚きで、募集価格も魅力的でした。
トップブランドと同じく、募集開始半年後くらいに満口となったはずです。
母の最近の産駒成績が悪かったのと、高齢だったことが気がかりで出資には至りませんでしたが、シュッとした顔立ちでなかなかのグッドルッキングホースですよね。やっぱり出資したかったかも。
2020年5月現在:未出走
なんと未出走。現在入厩はしているようですが、追い切りのタイムはまだまだ出走できるに値しない感じ。
う〜ん、募集当時の馬体もよく、遅咲きにも見えませんが(※私のこの相馬眼ほど当てにならないものはありません)。やっぱり母が高齢ってのが影響したりってのもあるのでしょうか。
無事デビューに至り、好成績を残してくれることを期待します!
キルシェンロート(母ルタンデスリーズ)
父ロードカナロア。募集価格は1300万円(6万5千円×200口)。
やっす!
っていうのが多くの方の第一感想だったのではないでしょうか。牧場さんの粋な計らい、感謝価格だったそうな。
ロードカナロア産駒でこの価格でしたら、馬体や兄姉の活躍なんて二の次三の次、とりあえず出資したくなっちゃいますよね。
実際、1次募集で満口抽選でありました。
母の父サクラバクシンオーなので、まあ短距離だろうな〜ってのは確かです。
2020年5月現在:未勝利2着1回3着1回
ダートの1000メートルで未勝利脱出を狙っているようです。やはり短距離でした。
この子に関しては、仮に未勝利戦で勝てなかったとしても、地方から再起を図ることでしょう。もちろん中央未勝利戦を勝ってくれることを願いたいですが。
長い目で楽しめそうなタイプの子のように感じます。
フェードイン(母グリーリーレイ)
父ディープブリランテ。募集価格は1000万円(5万円×200口)。
カタログに印をつけた跡はあるものの、なぜ気になったのか、その理由が思い出せない一頭。
同じディープブリランテ産駒のラプタスの活躍を思えば、この募集価格は安くも感じますが。当時はラプタスデビュー前ですからね。
たぶん馬体に惹かれたのだと思うのですが、今見るとそれほど惹かれない…。でも何か、感じるものがあったんでしょうね当時は。
2020年5月現在:未出走
まだ牧場に滞在中。うーんこれは…リトルキラーのパターンもあり得るか…?
フェードインする前にフェードアウト…なんてことにはならないといいですが。
デビューした暁には応援したいです。
まとめ
気になった2018年募集馬で、未勝利を脱出した馬は現状1頭もいないですね…。
まあユニオンのこの世代で、現時点で1勝以上しているのは41頭中5頭ですから、この辺はご愛嬌ということで。
しかしあげた6頭のうち、2頭くらいは、未勝利脱出は時間の問題かなと感じております。
このヒット率はいいのか悪いのか。自己評価としては、(結局出資しなかったという最終判断も含めて)まあまあ55点という程度の感想です。
いよいよ来週には2020のカタログも届く頃(カタログは2020年6月末でした。厩舎や募集価格が判明するのが来週)。この時期にこういった振り返りをするのは価値がありました。また半年後くらいに、彼ら世代がどうなったかの振り返りをできればいいな。と思っています。