アンジュミニョンが2022年10月のレースを最後に引退、翌年の2月ごろにクラブから最終的な精算報告が行われたので、ここでも収支報告をしつつ、少し思い出に浸ります。
かなり詳しい収支報告の計算は以下の記事で書いています。
毎回書いていますが、一口馬主ライフを楽しむとともに投資として冷静に見るためだったり、一口仲間を増やすためだったり、反省点などを振り返るために本記事は存在しています。
今回から細かい収支計算は書かないで、アバウトな数字結果だけ出すようにします!なんやかんやで集計が大変なので…。
それでは振り返りスタートです。
およそ5万円の黒字
2019年、3歳の1月にデビューしたアンジュミニョン。2022年、6歳の10月まで走ってくれ、2勝の喜びをプレゼントしてくれたわけですが……。
結果、収支だけで1口5万円程度の黒字でした!
ふむふむ。まあプラスだしいいんじゃない!?
200口全体でいえば1000万円くらいのプラスってことかー。
まあクラブへの手数料とか税金とか諸々も考慮するともう少し金額は増えますが。こんなもんなんですかね。
ユニオンOC初代出資世代の1頭
私がユニオンOCに加入し出資をスタートしたのはこのアンジュミニョンのいる2016年産世代でした。
中でも「この馬には絶対出資だ!」と心に決めていたのが、チェリーエンジェルの2016、アンジュミニョンでした。
父ルーラーシップというのがまず魅力でしたね。とにかく1度は出資したかった。
そして母系ダイアナソロン。ユニオンはこういう馬に出資してナンボですよね。ノーザンテーストの4×3。
出資前から期待度は高めでした。
結局最初に出資した世代の中で新馬戦に間に合ったのはアンジュだけ。未勝利を勝ったのもアンジュだけでした。ちなみにその初勝利は、私の一口馬主ライフにとっては中央競馬初勝利、ユニオンOCにとっては令和初の勝利だったのをよく覚えています。
関西馬なので現地で見届けることはできませんでしたが、自宅(しかもラジオ)で聴きながら大はしゃぎしました。
我が出資馬にしては珍しい安定した成績
芝1400メートルで好成績を収めてくれたアンジュミニョン。
全成績2-3-5-6-2-5。掲示板率およそ80%、複勝率およそ40%。素晴らしいと思いませんか?
うちの出資馬にしては安定していたわね!
いやほんとに。スピード&根性の先行馬タイプなのできっちり結果を出してくれています。馬券的にありがたい。
出遅れたのはせいぜい1回か2回。こういったスタートのいいタイプってのは安心して観ていられますよね。直線も勝負根性を見せてさらに伸びる、みたいな場面も多々あり、競走馬として十分すぎるスペックを持っていました。
「でもしょせん2勝クラス止まりでしょ?」なんていう人もいるかもしれませんが。2勝クラスにまで上がることがどれだけ厳しいことか。安定して成績を残すことがどれだけ大変なことか。一口馬主をやると嫌というほど痛感させられます。
田中健騎手との相性もバッチリでした。
田中騎手で掲示板を外したのは2回。そのうちの1回は適距離ではないマイルなので、もう実質完璧な騎乗だったといっていいですよ!
1年のブランク
アンジュミニョンで何が痛かったかといえば、5歳時の丸々1年を棒に振ってしまったこと。
2020年12月のレース後に「ここで一服」ということで休養へ。年明けには戻ってくるはずでした。
そこから調整に手間どり、翌年3月ごろに骨瘤を発症。ここまではまあよくある話なんだけど、ここからが長かった。
8月ごろには骨瘤は落ち着いてきたものの、かなりボコッと出てしまっていたようで、かなり慎重に仕上げていきました。
まさかここからさらに半年近くを要するとは。レースに復帰できたのは2022年の2月。1年2ヶ月も間が空いてしまいました。
もちろん大きな怪我にならないのが一番なので、陣営のこの判断は正しかったのでしょうが、1年以上も待たされてしまうと出資者としてはヤキモキします。お金は出ていくばかりですからね。復帰してもちゃんと成績を残せるかわからんし。
しかしそこはアンジュちゃん。本来クラブの牝馬は6歳の春には引退なのですが特例として延長が決まり、勝星はなかったものの、2着2回、3着3回と安定した成績を収めてくれています。
実質3、4、6歳の3年間走ったという印象のアンジュちゃんなのでした。
ユニオン初代2016年産が全頭引退
アンジュミニョンの引退をもって、私がユニオンに入会して最初に出資した5頭すべてが引退したことになります。
結局(馬券以外の)純粋な収支だけでプラスにもってこれたのはアンジュミニョンだけでした。
やはり厳しいですね馬主の世界は…。しかしアンジュちゃんだけでも黒字になるくらい頑張ってくれたのはありがたい話です。
この子への出資に関しては特に反省点はないのね?
そうですね。むしろ参考となる材料がいっぱい。
まずはやっぱり牝系の格ですね。ダイアナソロン、遡ればクモワカ。名馬は由緒ある名馬から、そう感じさせてくれるアンジュミニョンの活躍でした。
そんでもって佐々木厩舎と高村牧場の相性。ショウリュウムーンが有名ですが、ユニオンだとステイウェルやピエールドリュヌがいて、非常に親和性が高いんですよね。
こういった要因から出資馬を見定めることが、とくにユニオンでは大事なんだなと痛感しました。その後に協和牧場産に出資しまくっていたり、スピードオブライトに出資できたのも、アンジュミニョンの教訓の賜物です。
現役時の活躍はもちろん、その後の私の一口ライフにも大きな影響を与えてくれたアンジュミニョン。今後はお母さんになるわけで、産駒が募集かけられようものならぜひに出資してみたいと思っております。
初年度は誰をつけるのかしら?
夢があるのは同じユニオンのエポカドーロですが。個人的にはリアルスティールをまずはつけてみてほしいですね。
語り出したらキリがないな。夢が広がります。
お母さんになった後の活躍も期待しています。ありがとうアンジュ!