大きめ案件がひとつ終焉…お金をきっちり回収

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フリーランスをしている手前、いくつかの事業案件を並行して行います。これはひとつのリスクヘッジでもありますね。

リスクヘッジとはつまり?

例えばAとBふたつのお仕事(事業)を受け持っているとして、もしAの事業が座礁に乗り上げたとしても、Bは継続して仕事があるので、最低収入は保証されている、という感じですな。リスクヘッジのひとつでしょうこれも。

かつて私は本業収入が恐ろしく低かったので、副業をして収入を確保していました。これもリスクヘッジかなと思います。

さて現在私は、自分ひとりでやっている案件や、取引先からの依頼でやっている案件や、自分と同じようなフリーランス自営業の方とタッグを組んで進めている案件など、かなりいろいろ事業を並行させています。

そうしたかったというわけではなく、成り行きで結局そうなっちゃいました。

おかげで毎日てんやわんやね…。

妻や、他の人に手伝ってもらいつつ、なんとかやりくりしておりますです。

そんな中、9月いっぱいをもってひとつの大きめの案件が終了を告げました。

円満な終わり方?それとも不和な感じの幕下ろし?

う〜〜〜〜ん。半々って感じかも?

そのことについて、今後のためにも書き留めておきます。

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それは、こんな案件でした

「大きめの案件」というとどのくらいかというと。

私の年間売り上げの4分の1くらいに該当する見込みでした。

けっこうな割合ね。

もし1年間フルで稼働していればの話ですが。4分の1くらいになっていたはずなんです。

でも、計画の半ばにして終わってしまいました…。

どうして終わっちゃったの?

ズバリ言ってしまいましょう。

「取引先さんの業績全体が悪くなってしまい、私が関わっていた事業に出せる予算がなくなってしまった」のです。

私は制作を担うクリエイティブなお仕事です。受け持つ仕事内容のほとんどが、事業の立ち上げ時に使う製品の制作に携わるものなわけ。

担当した案件がうまくいくかどうかとかいう手前の段階で関わるわけね。

うむ。で、今回の案件については、立ち上げ後も売り上げはまあまあで推移していて、今後も続けていく方針だったんですが、取引先さんの会社全体の業績がイマイチになっちゃって、こちらの事業にまで予算が割れなくなっちゃいましたと。

じゃあ仕事の質が悪くて戦力外通告を受けた、みたいな悲惨な終わり方ではないわけね。

そうだけど。まあ仮に続けていたとしても、近いうちに終わっていたかもね…。

「予算が回せなくなった」=「将来の収益見込みが少ない」っていう判断ですからきっと。まあそういうことなんです。

日々色んな仕事を受けていますと、こういうことも多々あります。

以前、唐突に「今日で打ち切り。明日からやらなくてOK」っていうたいへん非常識な通告を受けたこともありました。開いた口が本当に塞がらなくなったのは、あのときくらいですね。

お金の話はきっちりと

ここで重要なのは、お金の話なんですよ。

これまでやってきたことに対する報酬は、きっちりと受け取らないとね!

フリーランスの方が企業さんと仕事をしていると、どうしてもフリーランス側が下手に回らないといけない場面が多々あります。例えば支払いの方法とか時期とか、仕事の内容についても、フリーランス側が柔軟に対応する傾向にあるでしょう。

相手は企業さんだから、そこは仕方がない。

しかしお金の話に関しては全くの別事。泣き寝入りしたりうやむやのままにせず、働いた分のお金はきっちり耳を揃えて受け取るようにしましょう。

これはがめつい話でもなんでもなく。ちゃんと受け取らないと取引先さんがペナルティを受けることにもなりかねませんからね。未払い騒ぎにでもなろうものなら。

というわけで9月中にお金の話を行い、件の案件は無事に終わりとなりました。

結局捧げた時間に対する見返りは少ないままで終焉となってしまいました。もう半年くらい続かないと、満足な回収はできなかったですね。

これは私のしている事業の性質上仕方のない話ですが、やっぱり最低も半年〜1年は続けたいよなあ。

こんな打診を受けることも

さて、事業が一つ打ち切られたとき、頻繁に出くわすのがこれ。

今回の案件は終わりになっちゃいましたが、実は別の件が動いてるんです!ぜひやりましょう!

会社内でいうところの部署異動に近いでしょうか。所属していた事業部が閉鎖となり、別の部へ異動なるようなパターン。

今回もそんな感じのことがありまして。お誘いをいただけるのは嬉しいことではありますが。

引き受けるつもりはないの?

うん。

内容をさらっと伺った感じ、現在の自分のキャパシティ的には厳しいかなと判断し、お断りしました。

まだまだ本業収入が伸びきれていない頃は、どんな案件でも打診されたら受けていく積極姿勢でしたが、そのせいで割を食った経験が何度もあります。

その原因は、打診してきた側にあるのではなく、きちんと自分のものさしで慎重に吟味せず、仕事を飛ばしたくないからと安易にYESを出してしまった自分にあるのです。

今は複数の事業を並行で進めているからこそ、慎重な吟味が行え、正しいお返事を早めに返すことができています。きっちり理由も添えてNOと言えれば、諍いのわくこともなく向こうも引いてくださいます。これで穏便に終了となるわけですね。

埋め合わせは別の事業で

しばらくは、収入はちょっと減ってしまうことになりますね。

今年は事業投資もちょっとやったりしていて、年間の売り上げ見込みはかなり低め。今回の件もあり、かなり収入は落ちそう。

もういっそ、落ちるところまで落ちてしまえという気分ですね今年は。お金に関しては全然気にはしていません。普段から節約&投資しておりますし!

事業が一つ減ってしまいましたが、他にも柱はいくつかあります。そのうちのひとつをさらに膨らまし、力を注ぎ、そちらの売り上げを伸ばしていければ、収入の穴埋めは十分できると見込んでいます。

志半ばで事業が打ち切られてしまうのは悲しいものがありますが、切り替えていくしかありませんな。

フリーランスに必要な思考というのは、ここだと思いますね。

柱をいくつか立ててリスクヘッジしておくこと。

そして、終わったことをズルズル引きずらないこと。経験にはしても、足かせにはしちゃいけませんね。

いちいち引きずっちゃうタイプの人は、フリーランスには向いてないかもしれませんね。どんな感情を抱いていても、常に走っていないと、食べていけませんから。

というわけで、気持ちを一新し、新しいことに取り組んでいこうと思います!