すかいらーくが決算を発表。悪いと思ってはいたものの、内容が想定していた以上に悪い。
円安の影響をモロに受ける業界とはいえ、「すかいらーくは大丈夫だろう…」とどこか楽観していた自分がいたのですが。これは非常によろしくない。
決算の発表が続いていた1週間。どこも決算報告書には「円安がー」「原油高がー」的なところが連呼されているわけなのですが、まあまあ市場に折り込み済みな内容だったんですよ。
保有銘柄ではタカラトミーなんかも結構悪かったのですが、さほど株価には影響がありませんでした。
しかしすかいらーくはこれ結構意表を突かれたって方は多いんじゃないでしょうか。来週の株価の動きが怖い。
いやしかし…逆から見れば買い場とも取れるし…悩む。
その他の営業費用の内訳が気になる
他の飲食銘柄も決算を見てきていて、なんとなーく飲食業の経営事情が見えてはいるんですが。
他の飲食銘柄は原価やら一般管理費やら販売費といった、原油高とか働き方改革に紐づいたところの圧迫が大きくての減益だったんですけど、すかいらーくの場合はこれらに加えてその他の営業費用ってのがかなり大きなマイナスとなっていました。
なんなんだろう。その他の営業費用。
考えられるのは開発投資、DX化による店舗への機械導入とかその辺なんだけど、でもそれって期初時点で折り込んでいるはずだし、ここまで想定とずれるのもおかしな話。
ちょっとこの辺の収支バランスが見えてこなくて、その他の営業費用の内訳を詳しく知りたいんですよね。でも資料にはあまり言及されてない気がする。濁されている。
これまでクリーンで明朗会計な決算を出していた印象のすかいらーくですが、今回はどうもダークなものを含んでいる気がしてしまいます。
これはしばらく注視が必要かもしれませんぞ。まさかすかいらーくがこんなことになるとは…ねぇ。
相対的にヴィアHDがよく見えてくる
さてすかいらーくの決算を見た後だと、先日発表されたヴィアHDの決算内容が悪くないように見えてきました。
ちなみに我が家の主力であるクリレスは先月すこぶる良い決算を出しておりました。
うーん。飲食でここまで明暗が分けられることになるなんて。
すかいらーくを一部売って、ヴィアHDを買い増しする、なんて場面もあるかもしれません。
いや〜ほんの半年前なら考えられなかった戦略ですけども。
そんな考えが浮かんでしまうほどに、今回のすかいらーくは衝撃でした。
ほんとにびっくりした。今期の決算で一番サプライズでしたわ。悪い意味で。