ユニオンオーナーズクラブの出資馬リトルキラーが2020年2月で引退(正確にはファンド解散)。精算が終わったので収支報告をします。
収支報告に加えて、リトルキラーの思い出についても書き留めます。
私はユニオンのこの世代には5頭出資していて、パッションクインに続く2頭目の引退になります。
収支の詳しいことはパッションクインのこちらの記事にて書いております。
ここではざっくりとした収支報告にとどめます!
ちなみにリトルキラーちゃんは1口2万5000円の200口、500万円の募集額のお馬!
同世代の中でも破格の安さでした。
前にも書きましたが、こういった「いくら儲かるのか・損するのか」を公開するのは、一口ライフを楽しむ上で、そして一口仲間を増やす上で、大切なことだと思います。
それでは書いて参りましょう。
最終的な損失はこちら
パッションクインのときにも使ったこの式にて、収支を計算します。
今回の数字を当てはめたものがこちら(端数は丸め込んでます。)!
6万6,200円の赤字となりました。
200口全体だと1300万円ほどね!
うーん。パッションクインも未勝利なので当然赤字でしたが、「ワクワク楽しませてくれたから無問題!」と割り切れました。しかしリトルキラーの場合はちょっと釈然としない気持ちが拭えませんね。これについては後ほどの思い出話に譲るとして、先に収支の細かいところを書いておきます。
レース賞金総額は60万円ほど
レース収入は3,000円。入着していないので全て出走手当の賜物ですね。
200口全体で60万円くらい。まあこんなもんでしょう。
中央で出走できず大井で4戦ですからね。1戦15万円。非常にしっくりきます。
収入に関しては以上!
支出の細かい内訳
払ったお金のことはしっかり書いておきましょう。大事なことなのでね!
内訳はこちらだ!
項目 | 1口 | 200口全体 |
---|---|---|
出資金 | 2万5千円 | 500万円 |
維持費出資金総額 | 7万円 | 1400万円 |
保険金総額 | 2千円 | 40万円 |
支出計 | 9万7千円 | 1940万円 |
いやーいつも思いますが。競走馬を管理することのなんと大変なことよ!
ただし。冒頭の式にもあった通り、この額全てが持っていかれたわけではありません。
引退後の生産によって、いくらかの返戻金があります。式の中にあった27,800円です。これについて続いて書きます。
返戻金は売却金など
返戻金の内訳がコチラダ。ここからちょっと話はややこしくなります。
項目 | 1口 | 200口全体 |
---|---|---|
維持費出資金総額 | 7万円 | 1400万円 |
商品売却代金 | 1850円 | 37万円 |
解約保険料 | 450円 | 9万円 |
委託料 | -4万4千500円 | -890万円 |
返戻金合計 | 2万7千800円 | 556万円 |
重ねて申し上げますが、便宜上、端数は丸め込んでいます。25円とか下二桁を切り捨て、みたいなことしてます。分かりやすくするためなので、ご理解ください。
7万円の維持費を積立の形で出していたけど、結局委託料は4万4500円だったのね。その差額分が返戻金として戻ってきた感じなのね!
返戻金としてほかに保険解約料、そしてリトルキラーはサラブレッドオークションで税抜き37万円で売却されたので、その配当も「商品売却代金」という名目で含まれています。
パッションクインの場合は抹消給付金もあったのですが、リトルキラーは条件を満たしていないらしく、この項目はありませんでした。
中央でのデビューが叶わず、結局大井のみの入厩となりましたが、結果的にいろいろお金かかったなあという印象です。
出資の理由
ここからはリトルキラーについて振り返るターン。
そもそもリトルキラーに出資した理由は、キンシャサノキセキ産駒に出資したかったという願望と、500万円という募集価格の安さでした。
価格の割に馬体は良さげに見えました。素人目に見て。
体は小さかったですね。名前の由来も「小さい体で大きな馬を負かしてほしい」という思いを込めての命名だったそう。でも最終的には450キロ台にまで成長したので、決してリトルでもなかったんですが。
今募集当時の馬体を見返しても、500万円は安いと感じるなあ。
でもやっぱり安さの理由ってのはあるんですよね。「え、この血統でこの価格?」と破格の安さを感じたら、少し慎重にはなるべきでしょうね。これは教訓になりました。
リトルキラーから学んだこと
結局中央でデビューすることの達成できなかったリトルキラー。
なぜ順調なデビューができなかったのか。なぜ当初の厩舎とは違う厩舎に入ってからすぐさま地方へ転籍となったのか。運営からの説明は乏しく、不満の残る結果となりました。
一口馬主に意見する権限はありませんが、やはり運営は満足な説明をするべきだと思います。なぜこのような結果となったのか、これはレアケースであり再び起こるようなことはないのか。満足な説明がないと、次に出資する意欲というものが目減りしてしまうというものです。
皆さん入厩する厩舎も含めての出資を検討しますからね。
事情があって在籍する場所が変わるのは全く問題ないのですが、説明が足りないのはよろしくないでしょう。これは別に一口に限らず、どんな仕事でも共通していることですが。
というわけで、リトルキラーについては彼女自身のことやレースのことなどとは関係なく、もっと前提にある大事なところで、いろいろ学ぶべきことがありました。
この手のタイプ(価格が思う以上に安かったり高かったり、馬の健康面に心配があったりなど)の場合、出資締め切りギリギリまで様子を見るのが無難でしょう。私は募集開始直後に出資しまして、このようなモヤモヤする結果となりました。
まあしかし一口当初の目的だった「キンシャサノキセキ産駒に出資する」の目標は達成できたので、よしとします…。
リトルキラー自身は臆病な面があり、これ以上の成績が望めないという理由からのファンド解散。しかしサラブレッドオークションで他の馬主の方の手に渡り、新たな環境で再デビューを果たすことになる予定です。
今後も動向には注目します。活躍を期待します!
活躍したらしたで悔しいくせに…。
まあそりゃね…!