株式投資の方が一段落し、最近楽しみが一口馬主しかない私です。いや、このコロナ騒ぎの中でも、競馬が続いている分、幸せな方なのかもしれませんね。ありがたいことです。
さて、ユニオンオーナーズクラブの2020年募集馬の価格と厩舎が発表されましたね。馬体やらブラックタイプやら牧場コメントが掲載されたカタログは6月末に届く予定となっています。
ラインナップはこちら。
ファーストインプレッションで気になった血統は以下の記事で書きました。
ここでは、価格や厩舎も含めた現時点での所感を書き留めます。
こんなに、事あるごとにユニオン募集馬について調べるのは初めてですわ。
先行募集以外は全頭200口募集
これけっこう珍しいんじゃないですか?
今年の募集価格は先行募集馬も含めて500〜3000万円の価格帯に収まっています。
前回「800〜1300万円くらいの募集馬が多くなるのでは?」と予想しましたが、本当にそんな感じでした。
募集口数は、先行募集馬は毎年500口ですが、他は今年は全て200口。ここ最近は毎年、2〜3頭くらいは300口、そして400口募集や500口募集(7000万円サンジョアンなんかがそうですな)もいたりしたのですが、一律200口は相当珍しい気がしています。
だからといって馬の質がどうこうっていう話じゃないですけどね。
平均価格は例年より安め?中央値は間違いなく安そうです。計算メンドイからしないですけど。
最高募集価格3000万円は4頭
先行募集馬も含めると、最高価格である3000万円は4頭。アルーリングハートの2019(父ルーラーシップ)、ライトインパリスの2019(父ハーツクライ)、ゴールドチェイスの2019(父ロードカナロア)、そしてビューティーコンテストの2019(父ドゥラメンテ)。
ライトインパリスはやはり最高価格でしたか。しかし3000万円はお買い得のような?
種付料は2018年当時で800万円、しかも最近また活躍馬が増えてきているものね。
そしてドゥラメンテの仔が3000万円か…。今年の成績を見てから出資を考える人が多そうですが。
ちなみにドゥラメンテ産駒はもう1頭募集されていて、こちらも2600万円となかなか強気。
ゴールドチェイスの2019については、ファーストインプレッションのときに見落としていましたが、「確かに!」という感じ。ただ3000万円はちと高過ぎではと思いますが、矢作厩舎ですし、馬体も素晴らしいのかも。カタログが楽しみですね。
やはりシニスターミニスター産駒は高めな印象
前回のファーストインプレッション記事で「シニスターミニスターは募集価格が気になる」と書いていました。この2018年種付世代から種付料が「80万円→200万円」と爆上がりしているからです。
募集馬に産駒は3頭いるのですが、やはりちょい高値感ありますね。過去のシニスターミニスター産駒と比べると。
グランド牧場で伊藤圭三厩舎のタイニーダンサーの2019は2400万円。
さらっと調べてみたんですが、全ホースクラブの過去のシニスターミニスター産駒の中でも最高募集価格ですよ。いや〜さすがにどうなんや?
ほか、キングズガードの全弟にあたるキングスベリーの2019が1800万円。こちらは兄の活躍を考えると妥当ですね(むしろ安いと感じる方もいらっしゃるかも)。そしてブライトエルフの2019は1400万円。こちらはやはり種付料の値上がり分の上乗せは感じますね。1200万円くらいならかなり出資意欲はありました。
まあとはいえ、高く感じても。シニスターミニスター産駒には出資してみたいんですよね。キングスベリーの2019は早い時期に満口になりそうな気がしますし、出資是非は早めに決断はしたいと思います。
ウインキナウの2019はお手頃では!?
初見で気になっていた馬の1頭、ウインキナウの2019(父オルフェーヴル)は1000万円。そして厩舎は佐々木昌三厩舎だそうです。
これは安すぎなんじゃないの!?
ユニオンと相性のいいオルフェーヴル産駒ですよ!
しかも2015世代はエポカドーロ、2017世代はビターエンダーと、飛び飛びでオルフェーヴル×ユニオン世代がダービー出走を叶えているわけで、今回の2019世代唯一のオルフェーヴル産駒である彼女に期待を寄せてしまうのはなんら不思議ではございません。
しかも我が家が出資しているアンジュミニョンちゃんが所属している佐々木厩舎なのね!
そこもポイント高いよね〜。
いや〜これ、マジで出資を考えちゃいますね。でもこの価格、逆に不安になります笑。
今年あまりオルフェーヴル産駒がクラブに流れていない現状を見ると、かなりの売り手市場になっているんじゃないかと予想されますし。カタログでじっくり馬体を舐めまわすほどに眺める必要はありそうです。
新種牡馬勢はまずまずの価格
新種牡馬勢の筆頭はキタサンブラックでしょうか。イスラボニータやワンアンドオンリーなどなかなか個性派揃いですよね。
募集価格はいずれも1000〜1500万円あたりといったところ。
モーリスとかドゥラメンテとか、エピファネイアとかキズナとか、ジャスタウェイとかの世代に比べると、インパクトが若干弱く。価格もその分、安くはあります。
でもそういう世代にこそ、思わぬ大穴がいたりするものですよね。
なんか意外とイスラボニータがいい気がしてきた。ルーシーブライドの2019は1200万円という価格、これはけっこう強気だと感じます。馬体かなりいいのかもしれませんね。ちょっと注目です。
まとめ
やっぱり最初にも感じた通り、2020世代は地味な印象だと思いますね。コンパクトにまとまった感じ。募集価格もそれを物語っています。
でもだからといって好成績が期待できないなんてことは思いません。それがユニオンの面白いところというか、夢のあるところです。
価格と厩舎が発表されて気になった馬を以下メモします。
- ウインキナウの2019(募集価格が魅力、佐々木厩舎も良さげ)
- キングスベリーの2019(活躍馬の全弟&同厩舎としては良心価格、ダート全振りな血統をどう見るか)
- ライトインパリスの2019(父ハーツで3000万円はよろしいのではないか、あと矢野牧場&池上厩舎に出資してみたいのだ☆)
ライトインパリスはかなり出資してみたいけど、迷っているうちにすぐ満口だろうなあ…。
もう3頭にまで絞ったのね!?
いやいや〜あとはもうカタログ待ちです。馬体見ないことにはなんともいえないですからのお。
ロードカナロア産駒にも出資したいのですが、ラヴィッスマンでお腹いっぱいというのもあるんですよねえ。
2016年生まれ世代がまだ3頭現役で、彼らが今年どうなるかによって、この2020募集世代の出資は決まるかなと思います。
そんな風に考えているうちに、ライトインパリスの2019はさくっと満口でしょうし、キングスベリーの2019も早い段階で締め切られてしまうことでしょう。
その辺のペース配分というか、バランス配分みたいなのが、今年はカギになると思っています。個人的には。