経済復調の兆し?「店じまい」のはずだった案件が再出発することになった件

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私は株式取引をする際、実際の自分の仕事周りの状況も参考にしています。

さまざまな分野からお声をかけていただく商売なので、「最近はこの業種からよく声がかかるな〜」「この業種は仕事があまり増えないから、業績が少し落ち気味なのかな?」という風に参考にします。

たとえば松風<7979>なんかは、私はかつて医療関係のお仕事にも関わっていたのですが、その当時に「これからはみんな、散髪屋へ髪を切りに行くように、予防歯科のために歯医者へ行く時代になる!」と思い、歯科系の銘柄を探し出し、出資したという流れがあります。実際にはまだ散髪屋へ行くくらいのペースで歯科に行く人は稀でしょうが、歯医者さんに対する世間のイメージは年々変わっていると感じています。

まあその松風は、コロナ前に購入時の2倍も見えるくらいにまで株価が上がったのですが、コロナでだいぶ下がっちゃったわけですけども。

さてそんな感じで、自分の仕事やライフスタイルと関連づけつつ、購入する銘柄を決めるのがいいというのは、過去の有名な投資家の著作を読んでいても見かけるトピックです。

自分が株式に参入したのも、自分が関わっていた企業のサービスが爆売れし、関連会社の株価が急上昇したのがきっかけでした。

そんなわけで、今も私は仕事をしながら、「次に大きく動きそうな業種・銘柄はどこだろう?」というのを考えていたりします。

ここでようやく本題ですが、私の仕事環境において、この年末に向けて、いろいろと動きが出てきたので報告です。

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「コロナ閉店」のはずの案件が再開に

コロナショックのちょっと前くらいに、こんな記事を書きました。

我が家の収入の柱であった固定収入案件が、コロナによって店じまいすることが決まったのは、今年の3月のことでした。

元々、少しずつ店じまいの準備をしていく予定だった案件でしたが、コロナによって一気にそれが縮まったのです。こういうケースは自分のところ以外でもごまんとありそう。

コロナ禍の未曾有の中では、会社を守ることが優先ですからね。我々外注が真っ先に切られるのは、健全なスタイルだと思います。

とくに未練もなく(ちっとはセンチメンタルありましたが)、店じまいをしていたのですが…。

先日急に先方から連絡があったのです。

予算出そうなので、もう1回再開しましょう!

え、ええええ〜!?

ほんと、言われたときは「え、ええええ〜!?」でした。

やめる!って話だったんですからね。ここに来て急に「再開」て。

これは私にとって嬉しい事態かどうかというと…非常に微妙だったりします。

もはや終わる前提でスケジュール組んでいましたからね。まさに寝耳に水であったのです。

なぜ再開の目処が立ったのか

重要なのはここ。

どうして再開することになったんですか?

正直に聞いてみました。すると。

コロナで経営やばいかなと思ってたんですが、想定ほどではなかったんです。

要旨だけまとめるとこんな感じでした。一時期の恐怖指数ほど、コロナが経済を脅かすことはなかった。ということみたい。

とりあえず会社存続のため、内部留保に執着したわけですが、実際には想定ほど悪い事態にはならず、案件を立てても問題ないくらいの余裕が出てきたみたいです。

再開を受けて思うこと

この事実は、けっこう重大だと思いました。とくに、冒頭に書いた通り、今後の経済の見通しや、株式取引の参考にする上では。

経済全体で見れば、コロナ立ち直りの日というのは、案外早くに訪れるのかもしれませんね。

実際、株価もかなり戻っている、どころかコロナ前を上回っていたりもしてますからね。投資家たちの期待感というのは大きいのかもしれません。

コロナは経済や仕事のあり方を早送りさせたという見方もあります。つまり今のこのテレワーク推進だったり早期退職だったりとかは、いずれ実施されるものたちだったわけである、と。

そういう意味で言えば、元に戻るというか、経済が前進するまでの日も、案外早いのかもですね。

元々上昇傾向だった銘柄には注目です

「コロナで経営が大きく傾くかもしれなかったけど、想定ほどではなかった」というケース、今後どんどん出てきそうです。むしろコロナによる自粛によって、売上を伸ばしたところもありそう。家電メーカーなんかは代表的ではないだろうか。

もちろん逆に、大きなダメージを受けたところもたくさんあります。アパレルがその代表ですな。

んまあそんなこんなで、いろいろ見渡してみますと、思っていたよりも「コロナの影響は軽微」という業種も多いんじゃないかと、私は思っています。

その割に、必要以上に株価を下げてしまっているところも少なくないのではないでしょうか。

そういったところの銘柄を持っておけば…後々大化けする可能性は十分にありそうです。

しかしだからと言って、今回晴れて再開となった案件に関連した業種の銘柄を買うかというと、微妙であります。

そもそもその業種形態自体が、コロナ関係なく、「斜陽」だと思っていたりしますんで。関連テーマの銘柄に手を出すまでにはなれませんな。

とはいえ、新しい視点は与えてもらえたと思っています。今後の投資の参考にはしたいですね。

それよりも大変なのは、再開に伴う私への負担の増加ですよ…。

ただでさえ今年はコロナの影響で、いろいろ仕事が後ろへ倒れたり沈んだり浮かんだりで、てんやわんやなのに。ここにきてさらに再開の案件も出て、と。嬉しい悲鳴と言えればいいんですが、流石に手と頭が回らなくなりそうです。

本年の年越しも、お仕事をしながらとなりそうです。

どうせ友達いないし外に出る理由もないんで、いいんですけどもね。