3ヶ月ほど前にスタンディングデスクを購入しました。立って作業をするための机です。
どんなものかイメージがわかない方は検索ですぐヒットします。
導入した理由は、いつも座り仕事だと健康に悪そうだと思ったから。
実際に、座りすぎは死亡リスクを40%高める、なんてウソかホントか分からない話もあったりします。しかしだからといって立ってばかりがいいわけでもないでしょうが。
私はバランスをとっても重視します。座りっぱなしは健康に悪いし、立ちっぱなしももちろん体を悪くするでしょう。立ちと座り、どちらもバランスよくすることが大事なのです。
高校時代に1日中立ちっぱなしのアルバイトをしたことがあります。16時から24時くらいまで、丸々8時間立ちっぱなしです。
お祭りなどのイベントの警備兼自転車整理みたいなのをやってました当時。夏休みならではのバイト。
しかも昼の時間は趣味で体を動かしまくっていました。今思えば若かった…。
で、どうなったかというと、両の踵の部分が炎症を起こし、とても痛い思いをしたのです。
2度と歩けなくなるんじゃないかってくらい腫れて痛かった。
そして現在は、仕事柄1日中座りっぱなしのこともあるわけで。当時の踵炎症の経験もあって、座りっぱなしも健康によくないだろうなとは薄々予感していました。
そして30歳もすぎて、いよいよ体にごまかしがきかなくなってきたこのタイミングで、スタンディングデスクを導入した次第です。
導入する以前のことや、導入した後の様子について、書き留めておきます。
座りっぱなしだったころの私
1日最低でも10時間は作業しているので、その間座りっぱなしだったんですね思えば。
座りっぱなしの結果何が待ち受けていたかというと、肩こり腰痛足のむくみ猫背まあ色々あります。
しかしそれよりも何よりも著しかったデメリットはこれでしょう。
腹筋の衰え!
座りっぱなしだと腹筋を全然使わないっぽいんですよね。日常の生活の中で鍛えられるはずの腹筋の基礎が、全く鍛えられないの。
そして腹筋が衰えると、多分こんなことになっていきます(あくまで多分。調べたりとかではなく私個人の感想)。
とくにぽっこりお腹が許せない!
お腹がぽっこり出ている方って、食べ過ぎが原因だと思っていましたが、デスクワークの座り仕事による腹筋の衰えが一番の原因なのかもしれませんね。体を動かす仕事の人はあまりお腹出てませんもね、いっぱい食べるわりに。
消化機能はここ数年でかなり低下しました。昔はお腹が空いて満腹になるまで食べても、別に調子を崩すことなかったのですが、最近は8分目くらいのつもりで食べても、なんか胃腸に重たさが残るというか、消化不良感が半端ないんですよね。
「年齢のせいかなあ」なんて諦めてたのですが、最近「そうか座りっぱなしで仕事してるからか!」って気づけたんです。
それからしばらくはこまめに立って歩くことを意識するようになったのですが、それでも全然足らない、バランスがとれていないと思い、3ヶ月前に思い切ってスタンディングデスクを買いました。
「立ち3:座り7」くらいが今はちょうどいい
導入して3ヶ月経って思ったこと。
思ってた以上に効果ある!
です。目に見えて体の調子が変わりました。
まず消化不良感はほとんどなくなりましたね。お腹もちょっとへこんだ気がします。脇腹のぜい肉はだいぶスッキリしてきました。
実際のスタンディングデスクの使用時間ですが、日によってまちまち。日中打ち合わせなどで外に出た日はほとんど使いません。1日中作業に没頭する日は、立ちと座りを気分で切り替えて行います。
配分でいうと、だいたい立ちが3、座りが7くらいっぽいですね私の場合は。これくらいがちょうどいいです。立ち時間は最大でも4時間くらいが良さそう。
これ以上立ちを長くしちゃうと集中力が切れやすい気がしています。
ちなみに座り仕事は、普通の椅子に座ってするパターンと、座椅子に座ってするパターンの二つがあります。座椅子の方は完全に気まぐれで、ほとんど利用しません。
普通の椅子、スタンディングデスク、座椅子。このローテで作業することで、気分転換になり仕事効率も上がっています。
今後慣れてきたらさらに立ちの時間を長くしていくかもしれません。そうすることでより腹筋がついて、長い健康を得られるかもしれませんから。
姿勢を意識しない「意識低い系」
この手の話でよく「背筋を伸ばして」「足を組むな」「肘の曲げる角度は90度」といった姿勢の話が出てきますが、私は全くこういうの意識していません。
仕事に集中したいのに、なんで姿勢まで意識しなくちゃならんのっちゅう話ですよ。
なので仕事中の私の姿勢はおそらく最悪です。整体の先生が悲鳴をあげるほどでしょう。
ただし、そこはバランス論。間のちょっとした休憩のときに、ピンと体を伸ばしたり柔軟やマッサージをして、体を労わります。このインターバルを置くかどうかで体の疲れや凝りはかなり変わってきます。これは今回とはまた別の話ですが。
また、スタンディングデスクの高さにはこだわっています。いろいろな高さでパソコンをいじるシミュレーションを行い、背筋が曲がりすぎず、目線が下を行きすぎずな、自分にとってベストな高さに調整しました。これなら意識しなくても、目や首が疲れにくい姿勢でいられます。
企業も今後どんどん取り入れるべきだと思う
IT化にともなって、立ち仕事よりも座り仕事をする人が増えました。しかもパソコンをひたすら打ち続けるような仕事が。
パソコン作業の姿勢って、どう考えても不健康ですよね。
健康寿命を大いに縮めていると思うんです。
そこで、今回紹介した立ち作業ですよ。座り仕事メインのオフィスでも、立ち作業用スペースはぜひ確保して欲しいですね。
似たようなものとしてバランスボールがありますが、あれってどうなんでしょうね。あの姿勢でコーヒー飲めるの?邪魔じゃない?
逆に立ち仕事がメインのところは、座り仕事の時間を増やして欲しいですね。難しい面もあるやもしれませんが、従事者の、そして企業の長い健康のためには、立ちと座りのバランスはとても大切だと断言します。
何事もバランス、バランスですよ!
立ちと座りのちょうどいいバランスは人それぞれだと思います。自分にとって最適な配合を見つけて、健康な毎日を送りたいものですね。
座ってばかりの毎日にウンザリな方は、ぜひスタンディングデスク導入の検討を!